「これって本陣痛?それとも前駆陣痛?」
「本陣痛」「前駆陣痛」「微弱陣痛」など、陣痛にはいろいろな種類があります。初産の時などは、今起こっている陣痛が何なのか不安になることもあります。
前駆陣痛の症状はどのようなもので、本陣痛や微弱陣痛とはどのような違いがあるのでしょうか。
先輩ママの体験談から、前駆陣痛の症状についてみていきましょう。
目次
前駆陣痛の症状とは?
前駆陣痛とは?本陣痛・微弱陣痛の違い
陣痛とは、赤ちゃんが生まれる時の子宮収縮による痛みのことですね。
陣痛には、「本陣痛」「前駆陣痛」「微弱陣痛」などの種類があるのですが、それぞれどのようなものなのでしょうか。
本陣痛とは
本陣痛とは、子宮収縮の痛みの間隔が規則的で徐々に短くなってくるもので、まさにこれから赤ちゃんが生まれるという陣痛ですね。
微弱陣痛とは
微弱陣痛とは、陣痛は始まったものの子宮の収縮力が弱すぎる陣痛のことです。陣痛促進剤を利用して陣痛を促すことも多いです。
前駆陣痛とは
前駆陣痛とはまだ出産の前段階で、子宮収縮の痛みの間隔も不規則で、次第にその痛みも治まってきます。通称「偽陣痛」とも呼ばれています。
前駆陣痛は偽陣痛と呼ばれるように、赤ちゃんが生まれてくるのかと思われますが、本陣痛ではないのでそのまま陣痛は治まってしまうのが通常です。
前駆陣痛の時期はいつから
前駆陣痛の時期は、臨月に入る前の時期から感じる方もいますし、出産まじかに感じる人もいるなどそれぞれです。
先輩ママの体験談を見ても、出産の2週間前に前駆陣痛があった方や、出産日当日に前駆陣痛があった方などいろいろです。
通常前駆陣痛はかなり不規則な間隔で痛みがあるので、本陣痛と見分けることはそれほど難しくありません。
前駆陣痛の痛みはどれくらい
前駆陣痛の痛みの強さはかなり個人差があるようです。
先輩ママの体験談を見ても、重い生理痛のような痛みや、立ってられないほどの痛み、ずーんと少し重く痺れてあるかないか微妙な痛みなどそれぞれです。
前駆陣痛の間隔はどれくらい
前駆陣痛の間隔は、本陣痛に比べると不規則なものとなっています。
本陣痛は規則的な間隔であることが多いので、前駆陣痛と本陣痛の違いは間隔によって知ることができます。
時計で陣痛の間隔を計ると分かりにくいので、陣痛カウンターアプリを使用すると間隔がわかりやすくなります。
先輩ママもお勧めしているので、使用してみるとよさそうですね。
前駆陣痛はどれくらいの期間続くの
前駆陣痛は出産には至らずに次第に治まってくるのですが、その期間もかなり個人差があります。
先輩ママの体験談を見ても、数時間で治まってしまうこともあれば、2週間ほど前駆陣痛が続いたというケースもあります。
特に初産の時などは本陣痛と前駆陣痛の違いが判らないこともあるかもしれません。
もし不安な時は産婦人科に電話をして医師や助産師さんに相談しましょう。
不安なままだと精神的に良くないので、医師や助産師さんに相談してしっかりと判断してもらってくださいね。
先輩ママの体験談とアドバイス
前駆陣痛は出産予定日の2日前、夜中の2時頃に来ました
私の場合、前駆陣痛は出産予定日の2日前、夜中の2時頃に来ました。 特にそれまで体調の変化はなく、出産が近いしるしという「ピンクのおりもの」は前駆陣痛の最中に出ました。 夜寝ていると、急に「キューッ」とした重い痛みが…。 生理痛の重い時に似ていて、波があるので痛みが来ると「いたたたた!」とうずくまる感じです。 最初に来た時にはすでに10分間隔だったので、これは本陣痛だ!と病院に連絡してタクシーで直行しました。 それから7~8分間隔で陣痛が起こるものの、なかなか子宮口が開かず。 8時間後には30分間隔にまで伸びてしまいました。 医師からも「ここまでの陣痛は前駆陣痛だった可能性がある。このまま本陣痛を待ってもいいし、一度帰宅してもいい。」と言われたのですが、帰るのも不安なのでそのまま待つことに。 助産師の勧めでLDRにあるお風呂に入ると、体が温まったからか、また陣痛が! こちらは本陣痛でどんどん間隔が短くなり、ここから7時間ほどで無事出産となりました。 妊娠中お腹の張りや痛みも時々あったので、「陣痛が来てもわかるかな?」と心配だったのですが、実際に来てみるとすぐにわかります。 キューッと収縮する強い痛みです。 だんだん強くなって、だんだん弱くなって、の繰り返し。 産まれるまでずっと続きますが、痛みと痛みの間に必ず休憩があるので、そこで呼吸と気持ちを落ち着けて。 深呼吸でだいぶ痛みがまぎれるので、助産師さんに指示をもらいながら、力を抜いてみて下さい。 もし痛みが遠のいてしまったら、設備があればお風呂がおすすめです! 周りのママたちも「お風呂の後から急に進んだ!」と言っていました。 陣痛を乗り越えれば、かわいい赤ちゃんに出会えますから、頑張ってくださいね!(東京都 Y.Y) |
出産の2週間以上前におしるしがありました
出産の2週間以上前におしるしがありました。 出産4日前の早朝5時から生理の重いような痛みが始まりました。 1時間経ってもおさまらないので病院に行く電話を切ったとたん痛みがなくなったので病院をキャンセルしました。 その日は長時間の痛みはしばらくなく、たまに数十分痛い程度でしたが夜中も痛むので唸りながら眠れずに過ごしました。 2日めも同じく過ごし、3日目の朝に病院に行きましたが陣痛の間隔が短くならず、午後には退院しかけましたが血圧が高かったので入院のまま過ごしました。 病院内を歩き回っても陣痛は進まず、夜中は痛くて大声で「痛い痛い」と言っていたら4人部屋から陣痛室に移されました。 夜中1時には10分間隔になりました。 子宮口がなかなか開かず、陣痛で眠れないまま朝を迎え、朝9時に陣痛促進裂きを打ち、分娩室に移り、10時45分に無事に出産しました。 おしるしは少し赤っぽい汁が下着に付く程度で、数日過ぎてあれがおしるしか、と気づきました。 妊婦検診でも「それはおしるしですね」と言われました。 おしるしから出産まで3週間ありました。 毎日気が抜けず不安でした。 陣痛タクシーも予約してあったし、荷物も準備してあったので「いつでも来い」という気で構えてましたが予定日から5日後にやっと生まれました。 妊娠雑誌や本の通りに進むとは限らないので、準備は早めにしておくことと、いろいろなパターンがあることを知っておいた方がいいと思います。(東京都 M.N) |
陣痛カウンターアプリを使うとわかりやすいです
予定日を2週間後に控えた頃、子宮口は2センチほど開いているものの、そのままお産が進むことはありませんでした。 いつも通りに就寝すると、いつもとお腹の張り方が違い、なんだか痛むようになりました。 波のようにくるので、もしかして陣痛!?と思い、陣痛カウンターアプリで測ったところ、時間はバラバラ、痛みや張る時間もまちまちだったので、前駆陣痛であると気づきました。 そのまま朝方には落ち着いて、いつの間にか眠ってしまうような、痛みがひどくならずすっと引いていく感じでした。 時計を見ながら数えたりすると、継続時間など覚えていられないことや、計りづらいことがあるので、陣痛カウンターアプリを使うとわかりやすいです。 データが残りますし、パッと見でよくわかります。 心配な場合はそのまま医師に見せて相談することもできるので、お勧めです。 前駆陣痛と本陣痛は全く違いました。すぐわかると思います。(埼玉県 K.S) |
おしるしがあった日から前駆陣痛が始まりました
おしるしがあった日から前駆陣痛が始まりました。 私はおしるしがあったらすぐにお産がはじまるものだと思っていました。 しかし、なかなか本陣痛にはなりませんでした。 前駆陣痛は本当に痛くて、立っていられないほどでした。 そしてその前駆陣痛は一週間も続きました。 はじめての出産の時は、何が前駆陣痛でどうなれば本陣痛かというのがわからず不安になることもあると思います。 不安な時は自分で判断せずに迷わず病院に電話して診てもらえばいいです。 私も何度も電話し診てもらいました。(京都府 H.K) |
下腹部が痛いような?痛くないような?感覚が2時間おきにありました
私は、前駆陣痛の前におしるしがきました。 朝、トイレで、今日生まれておいで~、とおなかをなでていたら、ちょっぴり出血があり、そのすぐ後に何となく下腹部が痛いような?痛くないような?ずーんと少し重く痺れるような、感じがしないでもないような?という感覚が2時間おきにありました。 本当にあるかないか微妙な感覚で、念の為に母を呼んで一緒にいてもらって、いつも通りゆっくりテレビを見たりして過ごしていました。 夕方4時を過ぎたころから、少しずつ痛みが強くなり、30分間おきに痛むように。 5時前には痛いときは動けなくなりました。 感覚もあっという間に10分おきになり、急いでご飯を食べて病院へ連絡して向かい、23時過ぎに出産しました。 出産までの順番は、あるようでないものなので、実際本番が来るまでは、どうなるやら分かりません。 病院ではいきなり破水する人もいると言われました。 少しずつ、入院の準備やすぐ来てくれるタクシー会社を調べたり、念を入れて準備しておけば心配ないと思います。 最悪手ぶらで行っても何とかなるように、病院でも最低限の準備はしてくれています。(使ったものの分だけお金は余分にかかりますが…。) ただ、いつ来るか分からないので、レトルトやレンチンですぐ食べれるご飯を準備して、腹ごしらえを済ませること。時間帯によっては病院のごはんがでないです。 簡単に食べられるもの栄養補助食品、ストロー付きのパックジュースは多めにあると安心です。 ペットボトルとストローを持っていきましたが、出産直前は、そんなこちゃこちゃやっていられず、看護婦さんがすぐにパックジュースを持ってきてくれました。 あと、長丁場になると、途中でお腹がすいて力が出なくなるので、とにかく食べるもの、と思いました。 |
まとめ
陣痛には、「本陣痛」「前駆陣痛」「微弱陣痛」などがありますが、前駆陣痛はまだまだ出産の前段階で、通称「偽陣痛」とも呼ばれています。
子宮収縮の痛みの間隔も不規則で、次第にその痛みも治まってくるので、本陣痛の準備段階といったところでしょうか。
前駆陣痛の時期や痛みは個人差がかなりあります。
前駆陣痛は不規則な間隔ですが本陣痛は定期的な間隔であることが多いです。
陣痛の間隔により、前駆陣痛と本陣痛を知ることは可能です。
しかしながら初産の時などは判断が難しいですよね。不安な時は医師や助産師に迷わず相談してくださいね。