「出産後、体重が減らないんだけどどうすれば痩せるの?」
産後に体重が減らないことで悩んでいるママさんは多いです。「産後って自然に痩せるものじゃないの?」そんな疑問を持った方も多いと思います。
ではなぜ体重が落ちないのでしょうか。産後体重を落とすにはどうすればいいのでしょうか。
先輩ママたちの体験談から、産後に体重が減らないことにどう対処し、産後太りを解消したのかを見ていきましょう。
目次
産後に体重が減らない原因は?
出産すると、赤ちゃんの分の体重は当然減りますよね。赤ちゃんが3000グラムだとすると、最低でも3000グラムは体重が減ります。
それだけではなく、羊水や胎盤なども体外に排出されるので、おおよそ4kg~6kgぐらいは出産で体重が減るのが平均的ではないでしょうか。
また「産後1か月ぐらいまでは自然に体重が落ちる」という話はよく聞きます。
しかしながらこれには個人差があり、産後1か月を普通に過ごしていたら、体重が減るどころか逆に増えてしまったという方も多いようです。
産後体重が減らない原因はそれぞれです。体重が減らない原因とその対処法を詳しく見ていきましょう。
食欲が旺盛
母乳育児をしているママさんに多いのですが、産後ものすごくおなかがすいて食欲が旺盛になってしまうことがありませんか。
母乳育児をしていると、1日に約500カロリー程度を授乳により消費してしまいます。
先輩ママの体験談を見ても、母乳育児の方は食欲がものすごくあり、よく食べてしまうというケースが多いようです。
赤ちゃんのために栄養を補給することは大事ですが、やはり食べすぎて消費カロリーよりも摂取カロリーが多くなると体重が増えてしまいます。
食べすぎはさすがによくないですよね。
母乳の質を良くするためにも和食中心のバランスのいい食事を心がけ、お菓子やジュースなどは控えることを心がけましょう。
基礎代謝が落ちている
妊娠中はどうしても運動量が落ちてしまうことが多いですよね。
数カ月の妊娠期間中にあまり運動をしていないと、基礎代謝が落ちてしまっていることがあります。
基礎代謝が落ちてしまうと、どうしてもカロリーが消費されにくくなり痩せにくい体質となってしまいます。
基礎代謝を上げるためには、適度な運動をすることが非常に効果があります。
産後すぐに激しい運動をすることはお勧めできませんが、まずはストレッチや体操・散歩などから運動を始めてみてはいかがでしょうか。
先輩ママの体験談を見ても、散歩をしたりウォーキングをすることはやはり産後に体重を減らす効果があるようです。
適度な運動をして基礎代謝を上げることを心がけてくださいね。
骨盤の歪み
妊娠から出産にかけて、リラキシンという女性ホルモンが分泌されることによって、骨盤周辺のじん帯が緩み骨盤が開きやすくなります。
赤ちゃんが生まれやすいように体が変化してくるのですね。
この骨盤の開きは出産後徐々に元通りになってくるのですが、産後に姿勢の悪い座り方などをしていると骨盤が歪んでしまいます。
骨盤が歪むと股関節や恥骨の痛みや、血流が悪くなることで肩こりが起こったり、痩せにくい体質になってしまうことがあります。
骨盤を歪まないようにするには、産後に骨盤ベルトを使用して骨盤をしててあげることが効果的です。
また歪んでしまった骨盤は整体院などで骨盤矯正をすることで改善することができます。
先輩ママの体験談を見ても、接骨院での骨盤矯正や骨盤体操などをすることで自然に体重が落ちたというケースがあります。
骨盤のゆがみは体重が減らないだけでなく、様々な体の不調を引き起こしますので、骨盤ベルトや骨盤矯正で予防・改善をしましょう。
ストレス
産後は慣れない育児や睡眠不足でどうしてもストレスが溜まってしまいます。
ストレスを解消するために、間食や食事の量が増えてしまうことは多いですよね。
しかしストレスを食べることで解消していると、どうしても産後に体重が減らない原因になってしまいます。
食べること以外のストレス解消法をみつけたり、食べるにしてもきちんと量を決めて食べるなどのメリハリを付けましょう。
育児はストレスが溜まり大変ですが、あまり頑張りすぎると産後うつの症状が出ることもあります。
あまり頑張りすぎずに、できないことはできないと割り切って育児を楽しんでくださいね。
先輩ママの体験談とアドバイス
出来る限り運動での減量をお勧めします
私は子どもを妊娠人時に11kg増加し、出産で4kg落ちましたが、それ以降はなかなか体重が減りませんでした。 しかし、完全母乳だったので無理な食事制限はできず、むしろ食欲はすごかったです。 なので、産後1ヶ月を経過しベビーカーを購入してからは、よく散歩に出かけました。 季節にもよりますが、1時間程度子どもと一緒に買い物がてら散歩したり、バスを乗っていた所を歩いてみたりしました。 結果、半年で体重は出産前と同じにまで戻りました。 私が気を付けていたことは、母乳なので食事制限はしないことと、毎日体重計に乗って増えないように気を付けていました。 また、ストレスになることを避け、子どもにとっても穏やかでいられるよう無理なことはしなかったです。 産後に思っていたより体重が減らないことは多くのママが経験されたことと思います。 すぐにでも体重を減らしたい気持ちは分かりますが、母乳育児と粉ミルクでは体重を元に戻す目標時期が異なりますし、増えた体重にもよるので、あまり気にしすぎると余計なストレスになり子どもに悪影響を与えるかもしれません。 出来る限り運動での減量をお勧めします。 また、無理をして倒れたり不調になると、ご自身もしんどいですし、お子さんや家族も困る時期です。 ご自身にあった方法で穏やかに減量をしていきましょう。(兵庫県 K.I) |
菓子パン、おやつ、スイーツを食べないで、バランスの良い食事のみにしました
産後に体重が減らないときは、何も対処せず、寝られないストレス、育児ストレス、妊娠中何も食べれなかったんだからいいや、と食べたいだけ食べていました。 産前から6kg太ったままでした。 好きなだけ食べても特に増えることはなかったです。3カ月までは母乳でした。 産科の産後検診で、産後6カ月くらいの時、間違いなく糖尿病になると言われて摂生しました。 菓子パン、おやつ、スイーツを食べないで、バランスの良い食事のみにしました。 一カ月で6kg落ちました。 こどものために死ぬわけにいかない、と気合いを入れれば何でも出来ます。 やせるなんてわけのないことです。 ただ、妊娠中から産後まで、常にずーっとストレスだらけになるとどうしても食べることで解消したくなってしまいます。 出来ないことはやらない、無理しないで甘えられるときは遠慮なく甘える、これが出来なければ、子育てはただひたすらに辛いだけです。 また、夫はどうしても女性の体のことも、子育てのつらさも理解できずに言いたい放題文句をつけてきます。 それを他人とあきらめてスルーする力が必要になると思います。 周りの人に振り回されず、自分に必要なことをして、出来ないことは頑張らないでください。 |
骨盤の歪みには気を付けることをおすすめいたします
完全母乳だったため、思うように睡眠時間が取れませんでした。 起きている時間が長く、食べたいだけ食べていたので、妊娠中に増えた15kgは産後3か月間、減らないままでした。 産後すぐのダイエットには抵抗があったため、気にしていなかったのですが、産後3か月を過ぎた頃から授乳の間隔が空きはじめたのと同時に体重が減っていき、動きだす子供の世話に明け暮れていると産後1年の頃には元の体重へと戻っていました。 ダイエットはまったく行いませんでしたが、骨格が歪むことで不調になるという点には気を付けていました。 接骨院での骨盤矯正や骨盤体操などを積極的に行っていたことで、自然に体重が落ちたように思います。 産後2年がたった今では体重だけでなく、骨盤の開きなどもないため妊娠前に履いていたジーンズも履くことができるので、骨盤の歪みには気を付けることをおすすめいたします。 |
8ヶ月くらいの頃、断乳も視野に入れながら、酵素ダイエットを取り入れました
産後完母で育てていましたが、あと二キロが全く減らず悩みました。 減らなかった原因は、私の食欲が母乳の出より上回っていたことだと思います。 母乳をあげていると自然と減るとききますが、あと二キロが本当に減らず、食べすぎた時などには逆に増えていたりしました。 体重は減らないのに食欲が止まらず、母乳あげているから…と四六時中食べていたのが原因だと思います。 子どもが飲んでいる量より、私が食べていた量が上回っていたのだと思います。 体重が減りはじめたのは、子どもが離乳食を食べだした6ヶ月頃からです。 母乳を飲む量が減ると自然と私の食欲も落ち着いていきました。 母乳の量が減っていくのと一緒に私の食欲も治り、体重も減りはじめました。 子どもの栄養がほぼ食事から取れるようになってきたころにダイエットをはじめました。 子どもが8ヶ月くらいの頃です。 まだ飲んではいましたが、食事量も増えてきたので、断乳も視野に入れながら、酵素ダイエットを取り入れました。 使う酵素も子どもに影響のないよう安全なものをしっかり調べ、朝食を酵素に置き換えるやり方で取り入れました。 置き換えを始めてから体重も順調に減り、子どもが9ヶ月すぎの頃には体重もすっかり戻り、産前より減りました。酵素に朝食を置き換えていましたが、子どもが母乳を欲しがる時には、子どもが満足するくらいの量は出ていたので、酵素によって母乳に影響が出ることはありませんでした。 ただ母乳は、お母さんが食べたものから作られるので、子どもが母乳を沢山飲んでいるうちは、置き換えなどはせずいい母乳を出すために、栄養のあるものをしっかりと食べることをお勧めします。 酵素で置き換えダイエットをして、とても効果がありましたが、まずは母乳の出が優先なので、子どもが母乳を沢山飲んでいるうちは、ダイエットは考えず、栄養のある母乳を子どもに飲ませてあげる為にもしっかりとお母さんが食べることが第一です。 私のように母乳をあげているから…に甘えてしょっちゅう食べていてはダメですが、食事制限は母乳が終わってからにし、いい母乳には魚や野菜などヘルシーなものがいいそうなので、バランスの良い食事をとりいれてみてください。(三重 M.K) |
日々の食事量に少しでも気を付けることが、産後早めに体重を戻す秘訣だと思いました
私は母乳とミルクの混合育児でした。 母乳もあげていたので、産後は勝手に体重は元に戻ると思っていました。 その気持ちもあってか、産後は「母乳のため…」と言い訳しながらかなりの量のごはんを食べていました。 母乳量が軌道に乗れば勝手に痩せていくと思っていたからです。 ですが、2ヶ月、3ヶ月してもまったく体重は減らずむしろ増えていきました! これはまずいと焦り、夜はサラダだけにしてダイエットを開始しました。 その生活を1ヶ月程続けて、ようやく産前プラス3キロの体重を元に戻せました。 産後はストレスも多く、過食気味になりがちです。 疲れて甘い物を欲したりもすると思います。 またミルク育児の方は母乳育児のお母さんよりもより一層体重が落ちにくいと思うので、日々の食事量に少しでも気を付けることが産後早めに体重を戻す秘訣だと思いました。 ご褒美のチョコレートなども、一日に食べる量を決めておくといいかもしれません。(宮城県 N.T) |
まとめ
産後に体重を減らない悩みを抱えているママさんはたくさんいます。
妊娠中から産後にかけては基礎代謝が落ちている方が多いようです。ウォーキングや体操など軽い運動をして基礎代謝を上げると痩せやすい体質になります。
産後はストレスや睡眠不足などで食べすぎてしまうことも多いです。
消費カロリーよりも摂取カロリーが多くなるとどうしても痩せることは難しくなってしまいます。
カロリーの高い洋食やお菓子などは母乳の質も悪くするので、和食中心のバランスの良い食事を心がけましょう。
また骨盤が歪むと痩せにくくなりますので、骨盤ベルトや骨盤矯正で骨盤のゆがみを元に戻すことも必要となりそうですね。