「母子同室と母子別室、どっちのほうがいいの?」
最近は母子同室を推奨している産婦人科も増えてきましたよね。出産直後は母子の触れ合いが大切だという考えから増えてきているようです。
母子同室にもいい面ばかりでなく、当然ですが悪い面もありますよね。
先輩ママの体験談から、母子同室のメリット・デメリットについて見ていきましょう。
母子同室のメリットは?
まずは母子同室のメリットを見ていきましょう。
赤ちゃんと触れ合える
母子同室だと赤ちゃんとの距離が非常に近いです。常に赤ちゃんと触れ合えるといっても過言ではないでしょう。
苦労して出産した我が子は本当にかわいいです。
そんなわが子の生まれたての姿をずっと見ていられるというのはこれ以上ない幸せとなりますね。
退院後のお世話がスムーズにできる
母子同室だと赤ちゃんのお世話に結構忙しくなってしまいます。
しかし看護師さんや助産師さんの手を借りながらのお世話なので、退院した後のいい予行練習にもなります。
先輩ママの体験談を見ても、退院後にスムーズに赤ちゃんのお世話ができたという方がいます。
少しでも赤ちゃんのお世話に慣れておくと、退院後が楽に感じるということがあるのでしょうね。
手軽に母乳を与えることができる
母子同室だと、赤ちゃんに手軽に母乳を与えることができます。
母子別室だと授乳のたびに新生児室などに移動しなくてはいけないので結構大変です。出産後は体のあちこちが痛いですからね。
先輩ママの体験談を見ても、お手軽に授乳を与えることができてよかったという意見がありますね。
赤ちゃんの変化に気付きやすい
赤ちゃんの成長はものすごく早いです。出産から退院するまでの1週間ほどで顔つきなどがかなり変化することもあります。
母子同室だと、そんな赤ちゃんの変化もしっかりと感じ取ることができます。
また赤ちゃんがどのようなことをしてほしいのかといった欲求なども、早い段階で見極めることができますね。
個室だと旦那さんにお世話してもらうこともできる
母子同室で個室の場合、旦那さんが泊まり込むことができることもあります。
夜のお世話は基本的に旦那さんにお任せして、自分は体力の回復を図ることもできますね。
また旦那さんに、赤ちゃんのお世話の大変さを実感してもらうこともできます。
やっぱり人間というものは、自分で体験しないとわからないことがあります。
旦那さんに育児の大変さを経験してもらい、しっかりとしたイクメンパパになってもらいましょう。
母子同室のデメリットは?
母子同室はメリットがある一方でデメリットもあります。どのようなデメリットがあるでしょうか。
体力的にきつい
出産後すぐのママさんの体は痛みや疲労でガタガタです。
産後すぐに母子同室になるということは、基本的に自分で赤ちゃんのお世話をしなければならないということになります。
これは正直なところ結構体力的にも精神的にもきついものです。
先輩ママの体験談を見ても、1人目が母子同室でつらかったので、2人目は母子別室にしたらかなり体力が回復出来て、その後の母乳の出もスムーズだったという方がいます。
かわいい赤ちゃんをいつも見れる反面、体力的にはきついというデメリットがあるのですね。
周りのお母さん方に気を遣う
母子同室で大部屋の場合、赤ちゃんが大泣きした時など「ほかのお母さん方に迷惑をかけているのではないか」と気を遣うことああります。
まあ自分の赤ちゃんだけが泣いているわけではないのですが、多少なりとも気を遣わなければならないでしょう。
周りの泣き声につられて赤ちゃんが泣きだす
これも母子同室で大部屋の場合によくあるデメリットです。
自分の赤ちゃんも夜中に泣くことがありますが、他の赤ちゃんももちろん泣くことがあります。
せっかくやっとぐっすり眠ってくれた赤ちゃんが、他の赤ちゃんの泣き声につられて泣いてしまうことはよくあります。
この辺りは持ちつ持たれつと考えて、我慢するしかないのでしょうね。
メリットとデメリットをよく考えて選びましょう
以上のように母子同室にはメリットとデメリットがそれぞれあります。
産婦人科によっても母子同室を推奨しているところと、あまり推奨していないところなどいろいろです。
自分自身の体力や周囲の環境など、総合的によく考えてどちらにするか選んでくださいね。
先輩ママの体験談とアドバイス
母子同室のメリットは赤ちゃんの事が全て近くで見れる事です
1人目の時は出産が夜中だったので、朝になるまで分娩室から移動できなかったこともあり分娩室での母子同室でした。 それから移動になり赤ちゃんの朝の検温や体重測定などでいなくなり。 でも1日目から母子同室でした。お母さんの体調や赤ちゃんの体調がいい限りずっと母子同室です。 母子同室のメリットは赤ちゃんの事が全て近くで見れる事です。 デメリットとしては夜中など大部屋の場合、赤ちゃんが泣くと他の子もつられて泣いてしまうのでそこだけです。 赤ちゃんの成長は凄く早いので、約1週間でも顔なども産んでから退院まで全然違うので母子同室はとてもいいです! ですが夜もずっと一緒なので疲れます。寝れないです。 でも一番近くにいれるし看護師さんなどがいるので安心出来ます。 (北海道K.K) |
最初からずっと主人と面倒が見れたので、そこはよかったです
産んだ次の日から母子同室でした。 午前中に産んでも夜に産んでも次の日から、母子同室の病院でした。 部屋は個室だったので、主人も寝泊まりすることができました。 最初からずっと主人と面倒が見れたので、そこはよかったです。 でも出産後すぐは敏感なのか、ちょっとの赤ちゃんの泣き声でも目が覚めてしまってなかなか眠れなかったです。 家に帰ったら、赤ちゃんを預けて自分は眠るということは難しいと思います。 病院にいるときは母子同室でも預けられると思うので、寝られるときは寝て体力回復をした方がいいとです。 旦那さんが一緒に泊まれる人は夜も起きてもらって、どれだけ大変か先にわかってもらっておいた方がいいです。 (岡山県 R,M) |
母子同室のメリットは自宅に帰ってからもスムーズにお世話ができたことです
産後、病室に移動してからすぐに母子同室でした。 母子同室のメリットは入院中から24時間、赤ちゃんと一緒にいることで、自宅に帰ってからもスムーズにお世話ができたことです。 デメリットは夜中に泣き出したときに、同室の他のママに迷惑にならないかと気になることでした。 でも、私は入院中もずっと赤ちゃんが隣にいてくれて、嬉しかったです。 母子同室は隣でいつも赤ちゃんを感じることができて、とても良かったですよ。 授乳やオムツの交換など、困った時は助産師さんが親切に対応してくれましたし、どうしても泣き止まず疲れたときなどは、新生児室で預かってもらうこともできたので、安心して母子同室で過ごせましたよ。 (大阪府 F.Y) |
私としては体力的に母子同室は辛かった経験として残っています
長男を出産した際、産後すぐ母子同室でした。 私としては体力的に母子同室は辛かった経験として残っています。 母子同室のメリットは、 かわいい我が子の顔を間近で見続けられる。 手軽に母乳を与えられる。 子供のちょっとした欲求や変化に早い段階で見極められることなどでしょうか。 デメリットとしては、 出産直後のまだ回復しない母体に容赦なく、子供の授乳やお世話がひっきりなしにかかってくる。 子供の動きがなんでも見てとれて、慣れない育児で神経質に悩んでしまう。 食事中でも子供に泣かれてしまうと、授乳や抱っこしながらになってしまうので食べにくいことなどでしょうか。 私としては体力的に辛かったなと感じる場面が多々ありました。 先輩ママとしてアドバイスになるかわかりませんが、多くの産院が母乳育児を円滑に進めるため母子同室を推奨されています。 けれども同室、別室どちらかが絶対にいいということはないのかなと感じます。 私は二人目の子供を出産した際は母子別室を選択しました。 しっかりと1人で自身の体力の回復をメインにしようと考えたからです。 少し子供に寂しい思いをさせてるのではと罪悪感もありましたが、どうせ退院後はべったりと一緒にいられます。 言ってみれば入院中が一番体を休められる期間だと思います。 この時に身体を休めておくほうが、後々の子供へしっかりと世話をできる為にもなります。 正直、母子別室で自分の体力を温存できた二人目の子供への母乳の出の方が良かったです。 母子同室もメリットは沢山あると思います。 なので出産の際は自身の体力的なものを慎重に見極めて、母子同室か別室を選択するポイントにしてみてはいかがでしょうか。 (福岡県 N.Y ) |
2人っきりで過ごす事に慣れる期間だと思いながらも、あまり気負わずに過ごしました
事前の説明では、初日から同室だけど、夜はママにはしっかり眠ってほしいから、と新生児室で預かってくれる病院でした。私は21時過ぎの出産でしたので、初乳を飲ませたらすぐに新生児室で預かってもらい、眠らせてもらいました。 前日の午後に破水し入院しましたが、軽い陣痛はきていたものの出産には至らず、その晩はほとんど眠れていなかったので。翌日からは、自分の食事と入浴の時間以外は、赤ちゃんと同室で過ごしました。 ひたすら、抱っことおっぱいとオムツ替えで慌ただしく必死でしたが、赤ちゃんの可愛さに励まされました。 退院したら、看護師さんがそばにいるわけでなく、実家が近いわけでもなく、旦那は仕事で日中は居ないし、子供が泣き続けたりして誰かに助けを求めたくても、赤ちゃんのお世話は自分がやるしかないと思っていました。 完璧にできる訳ではないだろうし、うるさ~いって思う時もあると思っていたけど、入院中は2人っきりで過ごす事に慣れる期間だと思いながらも、あまり気負わずに過ごしました。 退院後は、勿論想像以上の大変さでしたし、この状態がいつまで続くんだろうと不安になった時もありましたが、今思うと、いつまでも同じ状態が続いた訳ではなく、少しずつ変わっていくし、自分はちょっとずつだけど慣れていくし、子供はどんどん可愛くなっていくし・・・。 母子同室は良かったと思います。 |
まとめ
母子同室にはメリットとデメリットの双方があります。
メリットとしては、
・赤ちゃんといつも触れ合える
・退院後のお世話がスムーズにできる
・いつでも母乳を上げることができる
などです。
一方のデメリットとしては、
・体力的にきつい
・周りのお母さん方に気を遣う
・周りの赤ちゃんの泣き声につられて泣いてしまう
などがあります。
メリットとデメリットを総合的によく判断して、母子同室・母子別室のどちらにするか選んでくださいね。