母乳の出がよくないときなどは、食生活を改善することが一番いい方法ですよね。

その中でも、母乳の出や質を良くするためにお茶を飲むといいとよく言われます。

先輩ママの体験談などから、母乳にいいお茶やどのような効果があったのかについて見ていきましょう。

母乳いいお茶4選

母乳にいいと評判のお茶やハーブティーです。どのような効能があるのでしょうか。

たんぽぽ茶

母乳の出を良くする、母乳の詰まりを改善する効果があるとして多くのママさんたちに利用されているのが、「たんぽぽ茶」です

たんぽぽ茶といっても黄色く咲いた花を飲むのではなく、根を焙煎して飲むのですね。

よくたんぽぽコーヒーという言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、たんぽぽコーヒーとたんぽぽ茶は同じものです。

たんぽぽの根を焙煎して飲むと、コーヒーのような香りと味がすることからたんぽぽコーヒーとも呼ばれているのですね。

たんぽぽ茶はノンカフェインなので、産後のママさんだけでなく妊婦さんにも優しい飲み物となっています。

正直なところたんぽぽ茶を飲むとなぜ「母乳の出がよくなるのか」、「母乳の質がよくなるのか」は科学的に解明されているわけではありません。

しかしながら、多くの女性の方が母乳にいいと実感しているのは事実です。(「タラキサシン」という苦味成分が血流や代謝をよくしているのではないかとも考えられています。)

先輩ママたちの体験談を見ても、たんぽぽ茶を飲んだところ母乳の出が良くなったという方がたくさんいます。

母乳の出に悩んでいるママさんは、まずはたんぽぽ茶を試してみてはいかがでしょうか。

ごぼう茶

ごぼう茶も母乳の出を良くするお茶として有名ですね。

ごぼう茶は、ごぼうを皮ごと焙煎してできたお茶で、この皮の部分にポリフェノールがたっぷりと含まれており、母乳の出を良くする効能があるようです。

また芯の部分には水溶性食物繊維「イヌリン」といった成分が含まれているので、できれば皮と芯の部分を丸ごと焙煎したお茶を飲みたいですね。

ごぼう茶もノンカフェインですので、授乳中でも安心して飲むことができますね。

先輩ママの体験談を見ると、お茶だけでなくごぼうの煎ったものをそのまま食べていたママさんもいるようですね。

ごぼうは食べ物でもあるので、食物繊維も摂れて便秘などにも良さそうです。

ルイボスティー

ルイボスティーは、南アフリカ原産のお茶ですね。

ルイボスティーには、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラル分が豊富に含まれており、ポリフェノールも豊富に含まれています。

活性酸素消去能力が高いお茶として、一時期かなり有名になりましたよね。

ルイボスティーを飲んで母乳の出が良くなった、質が良くなったという方も多いようです。

ノンカフェインで安心して飲めるので、試してみる価値はありそうですね。

黒豆茶

黒豆茶は黒豆から作られたお茶で、黒豆を焙煎して粗挽きにしたものや、黒豆の形そのまましたものなどがあります。

黒豆にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれており、大豆なのでイソフラボンも含まれていますね。

イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをするので、母乳の出も良くなるということでしょうか。

豆乳も母乳にいい飲み物と言われますが、黒豆茶も同じような効能があるのでしょうね。

もちろん黒豆茶もノンカフェインですので、授乳中でも安心して飲むことができます

お茶を飲む量や回数はどれくらいがいいの?

そもそも授乳中は、母乳で体内の水分量が失われるので、ママの体の中はどうしても水分量が不足しがちになってしまいます。

体内の水分量が不足すると、母乳の濃度があがり粘度が増す原因となってしまいます。

そうすると母乳の質が悪くなり、母乳が乳腺に詰まる乳腺炎などのトラブルにもなってしまうのですね。

ですので授乳中は、妊娠前の普段の時よりも多め(頻繁)に水分を補給することを心がける必要があります。

たんぽぽ茶やゴボウ茶などのノンカフェインのお茶は授乳中でも安心して飲めますし、ミネラル分やポリフェノールなども豊富に含まれています。

これらを1回に大量に飲むのではなく、こまめに少しずつ飲む習慣を身につけたいですね。

たんぽぽ茶は利尿作用もあるので、あまり飲みすぎるとトイレに頻繁に行きたくなってしまいます。

たんぽぽ茶と麦茶などを上手に組み合わせて、無理のない程度にこまめに水分補給をしてくださいね。

先輩ママの体験談とアドバイス

イソフラボンのお陰か若干母乳がよく出ていたと思います

産院からとにかくしっかり水分をとって下さいと指示があり、ノンカフェインの麦茶を飲んでいました。
ただ毎日お茶だと飽きるのでネットで検索して、豆乳やごぼう茶を飲んでました。
豆乳は低カロリーなのですが、イソフラボンのお陰か若干母乳がよく出ていたと思います。
体が冷えるとよくないので少し温めて飲んでました。
ごぼう茶の効果は分からなかったです。
授乳を終えて半年が過ぎるのですが、今思えば色々と考えこまずに何でも飲んだらよかったと思っています(アルコールは禁止ですが)。
きっとおおらかな、リラックスした気持ちでいることが母乳にとって良いことであり、赤ちゃんにとって安心できるのかと思います。
初めての育児でガチガチな考えになっている自分自身を振りかえり反省しています。
(大阪府Y・Y)

たんぽぽコーヒーは癖もなく、続けることができました

私はたんぽぽコーヒーを飲んでいました。
最初にハーブをブレンドした母乳用のお茶も飲んでみたのですが、独特な香りが気になっておいしいとは思えなかったのです。
たんぽぽコーヒーは癖もなく、続けることができました。
子供の生後間もなくから1歳6ヶ月の断乳まで、1日1リットルほどは飲んでいたと思います。
混合だったので途中で母乳の分泌が止まる心配をしていたのですが、1年半、最後まで出してあげることができました。
赤ちゃんのお世話で忙しい毎日ですので、飲むときにその都度お湯を沸かして淹れる、というのは手間がかかって難しいと思います。
そこで私はティーバッグタイプを購入して、保温できる水筒に入れて、一度に500mlほどいっぺんに作っていました。
それですと作るのは1日2回程度ですみましたので、忙しい中でも続けることができましたよ。
(栃木県 S.I)

出産した次の日のからごぼう茶を飲ませてもらいました

私は出産した病院が母乳育児推奨のところだったので、出産した次の日のからごぼう茶を飲ませてもらいました。
普段のお茶は自宅から持ってきた麦茶を飲んでいましたが、看護師さんがごぼうの種を炒ったものを食前に1つまみづつ食べてくださいと言われそれも続けていました。
おっぱいの出が良くなるし、つまりにくくなるらしいです。
退院してからは夏ということもあり、母乳育児をしていると喉がとにかく乾くので麦茶をガブガブ飲んでいました。
私は割とおっぱいがはじめから良く出ていたので、子供の飲むタイミングと合わないとお乳が張って痛いくらいでした。
お乳が詰まって乳腺炎になるのがとても怖かったのでつまりにくくなるというごぼうの種を炒ったものを1つまみ食べていました。

温かいたんぽぽ茶を一日3杯くらい飲んでいました

私は娘を出産後完全母乳で育てましたが、母乳が軌道にのるまで2か月程度かかりました。
午前中は比較的娘のお腹のすくタイミングで母乳が出ていましたが、夕方になるにつれ全くといっていいほど胸が張らず母乳が出てくれませんでした。
その時飲んでみたのが「たんぽぽ茶」です。
私には合っていたようで、一度に作られる母乳の量が明らかに増えました。
温かいたんぽぽ茶を一日3杯くらい飲んでいました。
自分が食べたり飲んだりしたものが直接母乳となって出てくると思うと、色々と気を使いますよね。
たんぽぽ茶はおすすめです。
さらさらしたいい母乳が出ている気がして気持ちも楽になりました。
ミルクでも母乳でも子供はしっかり育ってくれるので、ゆったりとした気持ちで育児を楽しんで下さい。
(神奈川県 A.I)

たんぽぽ茶とアルファルファ茶を飲みました。

もともとハーブティーが好きだったので、量り売りの専門店でよくハーブティーを購入していました。
そのお店では症状別に何が適しているかも教えてもらえたので、母乳の出が最初は良くなかったため、2種類のハーブティーを教えてもらい購入しました。
たんぽぽ茶とアルファルファ茶でした。
産後二週間~卒乳する産後1年半まで毎日、マグカップ2杯は飲んでいました。
母乳の出が悪かったのは、初産で慣れていなかったのと、私も赤ちゃんも要領がまだ分からなかった事が大きかったと思います。
しかしながら、お茶を飲む事で「自分は努力してる」という自己暗示もあってか、その後の母乳育児は順調で結果として完全母乳育児になりました。
母乳がなかなか出ないとお困りのお母さんはたくさんおられます。
それは、決してお母さんだけのせいではないです。
環境、ストレス、自信、赤ちゃん自身の要領などなどです。
それらのストレス解消のためにも、母乳によいお茶でティータイムをオススメします。
(栃木県 O.M)

まとめ

母乳にいいお茶としては、「たんぽぽ茶」「ごぼう茶」「ルイボスティー」「黒豆茶」などが有名ですね。

とくに「たんぽぽ茶」は、先輩ママたちの体験談を見ても多くの方が実際に飲んでみて効果があったようです。

たんぽぽ茶はたんぽぽの根を焙煎したもので、たんぽぽコーヒーとも呼ばれていますね。(たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーは同じものだと考えていただけれっばいいと思います。)

授乳中は体内の水分が母乳によってかなりの量が失われます。

体内の水分量が少なくなると、母乳の質も悪くなってしまいます。

失った水分を補給するために、こまめにお茶を飲んで水分補給をしてくださいね。