「会陰切開した痛みが治まらない。いつまで痛みは続くの?」

出産の痛みが終わったと思ったら、会陰切開の痛みに悩まされるママさんたちは多いようです。いつまで会陰切開の痛みは続き、自然に治るものなのでしょうか。

先輩ママの体験談から、会陰切開の痛みがいつまで続いたかについてみていきましょう。

会陰切開の痛みはいつまで続く?

会陰切開は、自然分娩の約7割で実施されるようです。

2人目・3人目の経産婦は皮膚が柔らかくなっていることが多いので、会陰切開をしなくても出産できるケースが初産よりも多くなるようですね。

先輩ママの体験談を見てみると、1週間~10日ほどで会陰切開の痛みが治まったという方が多いですが、なかには1か月ほど痛みが続いたというケースもあるようです。

傷の大きさや、縫合の仕方などで痛みが続く期間は個人差がありますが、時間が経てば自然に痛みも治まってきますので、あまり心配しすぎないようにしましょう。

基本的に出産中に会陰切開をするときは、局所麻酔をするので切開自体の痛みはほとんど感じないようです。

出産後は切開した部分をきちんと縫合してくれます。

最近は、溶ける糸で縫合することが多いので、抜糸をすることはあまりありません。約1週間ほどで、溶ける糸は体内に吸収されます。

出産後麻酔が切れてくると、当然その会陰切開をした場所、縫合した場所が痛くなってきます。

傷があり縫い合わせているのだからこれは仕方がありません。

会陰切開の痛みを和らげるには、基本的には安静にすることが一番です。

通常は1週間ほどで傷口がふさがってきて、痛みもだんだんとなくなってきます。それまではまず安静にして過ごしましょう。

傷口がふさがって痛みがなくなっても、引きつるような感覚、引っ張られるような感覚はしばらく残ると思います。

長い人だと、数か月はこのような感覚が残ることもあるようです。

引きつるような感覚、引っ張られるような感覚も、その後は徐々になくなってくるので、基本的には時間が解決をしてくれます。

傷跡はもうしばらくの間は残りますが、産後1か月ほどすると傷跡もきれいに治ってくるので、安静にして産褥期を過ごしてくださいね。

会陰切開した後の注意点

痛みがひどい場合

会陰切開の痛みがとてもひどいことがあります。いわゆるちょっと動くだけで激痛が襲ってくるというのものです。

あまりに痛い時は、助産師さんや看護師さんに相談して痛み止めを処方してもらいましょう。

授乳中でも飲むことのできる痛み止めを処方してくれると思うので、あまり我慢しすぎないようにしてくださいね。

便秘にならないように注意

会陰切開の痛みがひどく、トイレに行くのが怖くなってしまう方は多くいます。

しかしトイレに行かずにいると、産後の便秘になってしまうことがよくあります。

また産後は出産でいきむために痔になりやすくなっています。

あまり便秘がひどくなると痔の症状が悪化してしまうことも珍しくありません。

できるだけ産後は定期的にトイレに行ったほうがいいです。

もし便が固めで力を入れるのが怖くてトイレに行けないという方は、スムーズに排便できるように酸化マグネシウムなどの便秘薬を処方してもらうといいのではないでしょうか。

ドーナツ型(円座)クッションは必須アイテムです

産後はドーナツ型クッション(円座クッション)に助けられたというママさんがたくさんいます。

産後の会陰切開や痔の痛みには、ドーナツ型クッションが欠かせません。

産婦人科ではよくドーナツ型クッションが置かれていますが、もしない場合は一つ購入しておきましょう。

退院後もしばらくは活躍するクッションです。一家に一つ備えておきたいですね。

先輩ママの体験談とアドバイス

Baby 

痛いなーと感じたのは10日程だったように記憶しています

産後の会陰切開の痛みですが、痛いなーと感じたのは10日程だったように記憶しています。
抜糸が痛いと聞いていましたが、抜糸がない糸で縫ってもらい、ただ擦れると痛かったです。
なので座ることができなかったので、円座を用意して、それに座るようにしていました。
ドーナツ状になっているだけで座るのが本当に楽で、授乳で体重がかかっても全然大丈夫でした。
痛くても、見えないしなかなか対処のしようがない場所なだけに、我慢するしかないようにも思いますが、一番の苦痛は【座ること】だと思いますので、円座クッションを使うのは本当に効果的です。
持っていなくてもそんなに高いものでもないですし、1つ用意して産後の自分自身を労わってください。(大阪府 M.k)

座ると痛いので、お尻を斜めにして座ったりしてました

汚い話になるかもしれませんが、私は出産時に肛門近くまでさけてしまい、「産んだ後は縫われる痛みなんて感じないよ。」と聞いてましたが、最後の方は時間がかかり過ぎて、うっと声が出るくらい痛かったです。
その後も座ると痛いので、お尻を斜めにして座ったりしてました。
授乳の時間がとても辛かったです。
退院してからは「ボラギノール」を塗りました。
ボラギノールには痛み止め、止血、痒み止めの効果がある為、すごく楽になりました。
ボラギノールには本当に助けられました。
痛みも楽になるので、トイレで用を足す度に塗っていました。
傷の治りかけの痒みも本当に楽になりました。
痔の薬だと思っていたんですが、こんな事にも使えるんだなーと感動すらしました。オススメです。

産後、1週間ぐらい痛みが続きました

去年、出産の際に会陰切開をしました。
産後、1週間ぐらい痛みが続きました。
特に何もしないで痛みが引くのを待ちました。
座るときも痛く、トイレをするときには縫っているので引っ張られるような感じがして違和感がありました。
会陰切開をされない方はあまりいないと思いますが、しないようにするには皮膚が柔らかくなっていることだそうです。
皮膚が伸びれば赤ちゃんが出てこれるので、切開をしなくてもいいみたいです。マ
ッサージなどをすれば柔らかくなるみたいなので、わたしも次の出産のときにはしてみたいとおもいます。(石川県 K.S)

私の場合お尻の穴の方まで裂けたらしく、一週間は激痛が続きました

妊娠中に一生懸命に会陰マッサージしたにもかかわらず、出産のとき会陰切開をしました。
それと同時に私の場合お尻の穴の方まで裂けたらしく、一週間は激痛が続きました。
ドーナッツクッションがなければ座れない、歩く事すらぎこちなく辛かったことを覚えています。
会陰切開をしても、産後スタスタ歩いてる人も居るみたいですし人それぞれですよね!
私の場合は激痛でほぼ一週間は座ったきりでしたが。
出産から一ヶ月経てば完全に痛みはなくなりますし、とにかく周りに甘えられる人がいるなら甘えてしまいましょう。
ゴロゴロして乗り切ってください!(神奈川県・Y.K)

産後1か月の母親健診の時にやっと普通に座れることに気づいた感じでした

初産の時、産道が固かったので裂けてしまいました。
会陰切開もされましたが、明らかに会陰より産道縫合の時間が長かったです。
なので、一般的な会陰切開後の対処ではないかもしれませんが。
傷口が引きつり、普通に椅子やベットに腰かけられないので、座るときは常に円座を使用しました。
産後も糸が溶けるまでは引きつりが続き、糸が溶けた後も産後1か月の母親健診の時にやっと普通に座れることに気づいた感じでした。
乳腺炎と股関節痛の方が辛かったので、私は会陰の痛みはそんなに苦ではなかったです。
人によっては産後、入院中に階段の上り下りが全く苦にならない人もいるので、事前に気にしすぎない方がメンタル的にはいいと思います。
それよりも大変なことが起こったりするのが出産ですので。
ただ、立ち合い出産等で事前に知識がない旦那さんはびっくりするかもしれないので、そういう処置をすることがあると、話しておくといいと思います。(福岡 k.k)

まとめ

陣痛と出産の痛みが終わると、会陰切開や子宮収縮(後陣痛)の痛みに悩まされてしまいますよね。

会陰切開の痛みは、通常1週間~10日ぐらいで徐々になくなってきます。

個人差はありますが、傷口がきちんと治癒すると痛みもなくなってくるので、しばらくは安静に傷口が開かないように過ごしましょう。

もし痛みがひどい時は、助産師さんに相談して痛み止めを処方してもらいましょう。

また産後は会陰切開の痛みからトイレに行くのが怖くなり、便秘や痔になってしまうことがよくあります。

できるだけ定期的にトイレに行き、便が固い時は酸化マグネシウムなどの便秘薬を処方してもらい、便がスムーズに排出できるようにするといいですね。そうすればあまり力を入れなくても大丈夫です。

会陰切開の痛みはドーナツ型クッションを利用するとましになります。退院しても使えるアイテムなので、出産前に用意しておきたいですね。