「妊娠初期におりものはどのように変化するの?」
妊娠初期におりものの色や量の変化を感じる方は多いようです。実際に妊娠した時と妊娠していない時では、おりものにどのような違いがあり変化するものなのでしょうか。
先輩ママの体験談から、妊娠初期におりものはどのように変化するのかについて見ていきましょう。
目次
妊娠初期のおりものの変化
妊娠初期(超妊娠初期)におりものが従来とは変化するというのはよく聞く話です。
それではどのような変化があるのでしょうか。
量が増える
受精から着床(妊娠成立)までは9日前後と考えられています。
着床をすると子宮内の収縮を抑えるために黄体ホルモンがたくさん分泌されるので、おりものの量が増えることが多いです。
先輩ママの体験談を見ても、おりものの量が増えて大変だったという方がたくさんいます。
もし普段と違いおりものの量が増えた場合は、妊娠をしている可能性があるということですね。
ただ、逆におりものの量が減ったという先輩ママの体験談もあります。
この辺りは個人差がありますので、増えたり減ったりなど、いつもと違う状態を感じとることが大事になるのではないでしょうか。
サラサラになる
普段のおりものは粘り気が多少あることが多いのですが、妊娠初期はサラサラのおりものが出ることが多くなります。
先輩ママの体験談を見ても、おりものがサラサラになったという方がたくさんいます。
妊娠初期には、あまり粘り気のない水っぽいおりものが出ることが多いのですね。
色が変化する
妊娠初期のおりものは、黄色っぽいおりものになることが多いとよく言われています。
これは着床すると多く分泌される黄体ホルモンが、黄色っぽい色をしていることからそのように考えられています。
しかしながら先輩ママの体験談を見ると、あまり黄色っぽいおりものが出たという方はいませんでした。
むしろ透明なおりものであったり、白っぽいおりものであったり、血が混じったようなおりものであったりなど様々です。
着床出血でおりものに血が混ざることは問題ないのですが、まれに不正出血の可能性もあります。
血が混じったようなおりものが出る時は、念のために医師の診察を受けたほうがいいと思います。
においが変化する
妊娠初期におりものの臭いが変化することもあります。
ただ、おりものの臭いの変化はあまり感じない方も多いようです。
もし普段と違う匂いを感じた場合は、妊娠だけでなく何か他の感染症などの病気の可能性もあるので、一度病院で診察を受けるといいと思います。
普段からおりものを観察しておきましょう
妊娠初期のおりものの変化には、個人差が結構大きいです。
例えば量が増える人もいれば逆に減る人もいます。
一番大事なのは、自分の普段のおりものの状態(周期)とどのような違いがあるのかを感じ取るということです。
普段のおりものの「量」「粘り気」「色」「におい」を観察しておくことで、妊娠初期のおりものとの違いを確認することができます。
妊娠だけでなく感染症などの病気の早期発見にもつながりますので、普段からおりものをきちんと観察しておきましょう。
先輩ママの体験談とアドバイス
おりものの量が多くなったことが一番の変化です
生理予定日が過ぎても生理がこずに、大量のおりものがありました。 妊娠していないときの生理周期によるおりものと比較すると、おりものの量が多くなったことが一番の変化で、その他には、色が白っぽいおりものであったのが、妊娠初期には透明のおりものへと変化していきました。 その後妊娠8週目くらいにはおりものがなくなりました。 生理予定日が過ぎても生理が来ないときには、おりものが変化しているかもしれません。 お手洗いに行ったときや下着に付着したときのおりものに注目してみると、普段のおりものとの変化があるかもしれません。 (東京都 T.M) |
水っぽいサラサラしたおりものが多く出ていました
普段からおりものが多く、15年以上おりものシートを利用している者です。 妊娠四週あたりから、水っぽいサラサラしたおりものが多く出ていました。 最初は尿漏れかと勘違いするほどでしたし、おりものシートを2枚、3枚と交換していました。 妊娠を望んでいたので、インターネットで「妊娠」「おりものの変化」などの検索で一喜一憂していたものです。 妊娠したら、おりものはこうなる、という確固たる例はないのが実情のようです。 インターネットに書かれてあるおりものだからと言って焦ったり、逆にそうじゃないからといって落ち込んだりしないようにしましょうね。 妊娠を強く望んでる場合はそれがなかなか難しいのですが、上手に気分転換してください。 (栃木県 O.H) |
血がまじったようなおりものが何度か出ました
妊娠のかなりはじめの時、血がまじったようなおりものが何度か出ました。 最初見た時、かなりびっくりして、仕事を休んで病院に行ったところ、特に問題がないと言われました。 第2子の時も同様で、違う病院に行きましたが大丈夫でした。 私は体質なのか、血が混じっても問題がありませんでしたが、妊娠初期は不安定なので、人によっては、血が混じっていると危険だそうです。 気が付いたら早めに病院に行ってみてもらうべきだと思います。 (和歌山県 I.K) |
妊娠初期はおりものがほとんどありませんでした
普段ですとだいたい生理前に粘り気のあるおりものがでるので普通な私。 しかし妊娠初期はおりものがほとんどありませんでした。 ショーツがいつでもさらさらで、なおかつ尿意もありませんでした。(尿も減りました) 体がカラカラになったような感覚でした。妊娠中期以降は粘り気はないものの毎日白っぽいおりものが少し出てくるようになりました。 おりものが少なくなる方は特に気にしなくて良いと思います。 しかし摂取した水分が羊水になりますので、水分補給は絶対です。 妊娠初期でもおりものが出る方は、汚れたらこまめにショーツを変えること。 そしてショーツは綿100%のものを選ぶとかぶれにくくオススメです。 ただでさえ体調が常に悪くなる妊娠初期はおりものかぶれ、カンジダに気をつけることが大切です。 |
サラサラした水っぽいものがとめどなく出続けました
もともと生理はばらばらで、ストレスがたまれば周期は28日だったり40日だったりという状態でした。 ですので、少しくらい生理が遅れてもまさか妊娠とは思っていませんでした。 あまりおりものが出ないほうだったので、サラサラした水っぽいものがとめどなく出続けて仕事中に苦労しました。 生理でもないのにナプキンは蒸れるから嫌だったし大変でした。 まるでおしっこみたいにサラサラしたものがショーツに出続けていて、濡れていると感じていたので不快でしたが、私は布ナプキンを着用することで結構気楽でした。 普通の紙ナプキンでもいいのでしょうが、私は肌が弱いし、妊娠したら今まで以上に敏感になってしまい、紙は使えなったのです。 悩んでいたら、布のナプキンお勧めします。 |
まとめ
妊娠初期にはおりものの状態が変化することが多いです。
受精して着床をすると、黄体ホルモンの分泌が多くなります。そのため
- 量が増える
- サラサラになる
- 黄色っぽくなる
- 匂いが変化する
などのおりものの変化がみられることがあります。
しかしこれらは個人差があるので、必ずしも上記のような変化がみられるわけではありません。
一番大事なのは普段からおりものの様子をよく観察し、普段と違う変化を感じ取ることではないでしょうか。