「検診で逆子と言われたけど、どうすれば逆子が直すことができるの?」
検診で逆子と診断され、「このままだと帝王切開になる」と言われるとちょっと驚いてしまいますよね。
先輩ママたちは、逆子と診断されたときどのように対応してきたのでしょうか。見ていきましょう。
目次
逆子は自然に治る?
逆子(骨盤位)と診断された妊婦さんは結構多いと思います。
赤ちゃんは妊娠9か月目を迎えるころまではかなり活発にお母さんのお腹の中で動き回転もしており、27週未満の約3割のお母さんが逆子と診断されているようです。
しかし出産を迎える直前の妊娠37週以降で逆子のままのケースは全体の約3%といわれていますので、多くのケースでは逆子が自然と治るということになりますね。
出産時に逆子の場合は帝王切開になることが通常です。
帝王切開はお腹をメスで切るので、どうしても心配に思い逆子を治したいと考える方が多くなってしまうのは仕方がないことですよね。
しかし30%の逆子と診断された妊婦さんのほとんどで逆子が治ると考えると、それほど心配しすぎる必要はないのかもしれません。
逆子の原因はまだはっきりとはわかっていないので、その対処法(逆子体操など)も医学的な根拠は正直なところ乏しいものです。
そうは言っても、何もしないで逆子が自然に治るのを待つよりも何か対処をしたほうがいいと考える人が多いのも現実です。
逆子を治す方法・対処法としてはどのようなものがあるのでしょうか。
逆子を治す方法
逆子体操
逆子体操で逆子が治ったという体験談はたくさんあります。
しかし本当に逆子体操で治ったのか、自然に治ったのかは正直なところわかりません。
逆子体操は多少なりともリスクもあると考えられています。
逆子体操をするときは、必ず医師や助産師の指導のもとで行ってくださいね。
ツボにお灸
鍼灸院や自宅でお灸をすることで逆子が治ったという体験談もたくさんあります。
先輩ママの体験談を見ても、お灸の効果で逆子が治ったという方がいますね。
東洋医学の世界では、冷えが逆子の原因の一つだと考えられているようです。
お灸をして血流を良くして冷えを治すことで逆子を治すということですね。
しかしお灸にも全くリスクがないというわけではありません。
お灸をする前に、医師に相談して了承をもらったうえで実施してくださいね。
話しかける
赤ちゃんに話しかけてあげると逆子が治るという体験談があります。
「頭はこっちだよ~」「足はこっちだよ~」と話しかけながら、教えて上げるといいようです。
もちろん医学的な根拠はありませんが、お腹の中の赤ちゃんとコミュニケーションをとることはとてもいいことだと思います。
話しかけるという方法は特に何のリスクもありませんので、積極的に逆子の赤ちゃんに話しかけてあげましょう。
寝方を変える
寝る向きを変えることで逆子が治るという体験談があります。
お医者さんが寝る向きを指導してくれることもあるようです。
逆子を治す寝方は横向きに寝るのですが、赤ちゃんの背骨(背中)が上側に来るように寝ると逆子が治ることがあるようです。
この方法も特にリスクはありませんので、試してみてもいいのではないでしょうか。
外回転術
逆子を治す方法として、外回転術があります。
外回転術とは、36週前後に経験の豊富な医師がお腹に圧力を加えることで物理的に赤ちゃんを回転させるという方法です。
しかし、産科医でも外回転術を行う医師はそれほど多くないです。
熟練の技が必要ということですね。
外回転術の成功率は5割~6割ほどのようです(医師の技術により成功率には違いがあるようです)が、胎児心音異常や破水などのリスクもあります。
帝王切開によるリスクと、外回転術によるリスクを比較検討して考える必要があるということですね。
先輩ママの体験談とアドバイス
出産予定日の2週間ほど前までずっと逆子状態でした
私は安定期に入った頃から出産予定日の2週間ほど前までずっと逆子状態でした。 病院の担当の先生には予定日のひと月半前の検診時に、「次の検診でも逆子状態のままだったら帝王切開の手術日を〇〇日に決定して予約しましょう」と言われました。 こんなにいきなり手術日が決まってしまうんだな~と驚いて少し不安に思っていました。 次の検診までに出来る事をしてみようと、逆子体操をしてみたり(病院では特にすすめられたりしなかったので自分で調べて)、昔から良く調子が悪くなった時に通っていた鍼灸整骨院に行って、安産のツボと逆子のツボにお灸をして貰いました。 遠方なので、検診前の2週間で計4回通って、次の検診時には見事、逆子がなおっていました。 出産も帝王切開せずに普通分娩で産むことか出来ました。 私は結局逆子状態を脱したので帝王切開はせずでしたが、逆子の時に先生や先輩ママさんから良く言われたのは妊娠後期は赤ちゃんがちょっとしたことで動いて戻ったり、また逆さになったりする時期なので、逆子体操など出来る事はして、後は無事元気に生まれて来てくれる事だけを考えて、ママが楽しみにしているのが一番と言われました。 私は逆子体操は最後の2週間程しか出来てないので、なおったのはお灸のお陰かなと思っているので、結果的には熱くて痛いお灸を我慢した甲斐があったのかなと思っています。 私の場合は直前に元に戻ってくれてラッキーでしたが、逆パターンで分娩台に乗った途端に逆さま向いて急きょ帝王切開になったと言う知り合いも居いました。 とにかく母子共に無事出産を終える事が出来たらそれはどんな形であれ素晴らしい事だと思います。(大阪 H.M) |
逆子体操を毎晩やっていたので、自分でもどったようです
臨月まで逆子でした。 帝王切開の予約をして、その予備の検査のために、手術の一週間前に病院に行ったら、逆子が治っていました。 逆子体操を毎晩やっていたので、その時に、ぐるっと動く感覚があって、自分でもどったようです。 手術はキャンセルして、自然分娩しました。 二人目以降は、子宮が伸びやすいらしいので、逆子になる確率が上がるようです。 逆子体操は、無理かもしれないと思っても、やってみると、いいと思います。 子宮の余裕がある場合は、戻る可能性もあると思うので。もし自然に治らなかったら、無理に自然分娩にこだわりすぎなくてもいいと思います。 |
一人目も二人目も30週頃まで逆子でした
2人子供がいますが、2人とも妊娠中は逆子でした。 一人目も二人目も30週頃まで逆子でした。 二人とも里帰りする直前に戻ってくれたので一安心でしたが、とてもヒヤヒヤでした。 一人目も二人目もお腹の張り止めを飲みながら、夜に逆子体操をしていました。 一人目は一度逆子がなおったのに、自覚があまりなかったので逆子体操を繰り返していたら、もう一度逆子になった事もありました。 逆子だととても不安ですよね。 でも、お腹の赤ちゃんに「頭はこっちだよ~」「足はこっちだよ~」と話しかけながら、教えて上げてください。 そして、逆子体操はご主人にも手伝ってもらってください! かなり勢いよくごろん!とすると勢いでお腹の赤ちゃんがまわりますので、赤ちゃんを信じて、逆子体操をしていたら、きっと戻ってくれますよ! |
なるべく話しかけると良いと聞いて話しかけると1か月で直りました
7か月のころ、超音波で逆子だといわれました。 7か月くらいは良くあることで、特に処置はされませんでしたが、もしずっと逆子のままだと帝王切開だといわれました。 なるべく話しかけると良いと聞いて話しかけると1か月で直りました。 お腹に余裕がある6か月7か月ごろは、くるくる回って逆子になる赤ちゃんも多いそうです。 外からグルンと回すという回転術という方法もあるらしいので、施術を行っている病院を頼るのも良いと思います。(埼玉県 F.M) |
向きに気をつけて寝ていると、9ヶ月くらいの検診では逆子が治っていました
妊娠8ヶ月を過ぎる頃まで逆子でした。 すごくよく動く子で、写真を取るたびに向きが変わっているのに、ずっと逆子のままで、帝王切開になるかも。と言われていました。 お医者さんには言われた通りの向きに気をつけて寝ていると、9ヶ月くらいの検診では、逆子が治っていました。 私はラッキーなことに逆子が治り、普通分娩できたのですが、どうやったら治るのか。というのはお医者さんでもはっきりとは言えないようです。 帝王切開になるかもと聞いた時は、姑がちゃんと産んでこそ一人前とか訳のわからないことを言っていましたが、そのような外野の意見は気にしないことです。 自分の通っているお医者さんを信じてその方針通りに任せておくのが、一番ストレスがなくいいと思います。(大阪府 M.I) |
まとめ
出産時に逆子のままだと、基本的には帝王切開での出産になります。
逆子は自然分娩で出産するにはリスクがあるのですね。
逆子になる原因はまだ完全には解明されていないので、逆子を治す方法もはっきりとはわかっていません。
医学的には外回転術という方法で逆子を治すことができるのですが、これも100%治せるわけではなく、多少のリスクを伴います。
一番大事なことは、きちんと医師と相談をするということになるのではないでしょうか。
医師と相談し、外回転術や帝王切開についてよく考えることが必要になりそうです。