「排卵痛を妊娠のタイミングをとるのに役立てることはできる?」

妊活中は、排卵日をきちんと知ることが非常に大事になってきます。

基礎体温や排卵検査薬に加え、排卵痛も妊娠のタイミングをとることに役立てることはできるのでしょうか。

先輩ママの体験談から、排卵痛を妊娠に活かすことができるのかについて見ていきましょう。

排卵痛だとタイミングが遅い?

排卵痛は、通常は排卵日を中心にしてその前後1日ぐらいに起こります。

一方で最も妊娠がしやすい日は、排卵日の2日前だと考えられています。(米国生物統計学者ダンソン博士の研究発表)

米国の生物統計学者である、デビッド・ダンソン博士が、妊娠希望で避妊をしていないカップルだけを集めて行なった実験によると、妊娠しやすいのは排卵日の5日前から排卵日当日までの6日間で、なかでも最も妊娠したケースが多かったのは、「排卵日の2日前」だったという。浅田レディースクリニックの浅田義正院長の話。

確かに理論的には、排卵痛を感じた時だとタイミングが少し遅いということになってしまいます。

しかし排卵痛を感じてからタイミングをとっても、妊娠する確率がないわけではありません。(妊娠の可能性は、排卵日の5日前から排卵の12時間後までと考えられています。)

むしろ排卵痛を感じないで生理日の予測だけでタイミングをとっている方よりも、妊娠する確率は上がるでしょう。

予測だけでタイミングをとっても、全く排卵をしていないという可能性もありますからね。

先輩ママの体験談を見ても、排卵痛のある人は排卵日を知ることができるのでラッキーな人だという意見もあります。

排卵痛はちょっと痛みもあり不快なものですが、妊娠に役立つことだと前向きに考えるといいのではないでしょうか。

基礎体温も併用すると確率アップ

ただ、排卵痛のみで排卵日を予測するというのはちょっと確率が悪すぎます。

「基礎体温」や「排卵検査薬」を併用することで、より妊娠の確率を高めることができますね。

基礎体温を併用する

女性の基礎体温は、低温期と高温期を繰り返します。

排卵すると黄体ホルモンの影響で基礎体温が上昇するのですが、毎日欠かさずに基礎体温をチェックしておくと、この体温の上昇を計測することができます。

先輩ママの体験談を見てみると、基礎体温を付けていると体温の上昇と排卵痛のリズムがよくわかるようです。

妊娠をするのに一番大事なことは、排卵日をいかに正確に知るかどうかです。

自分自身の基礎体温と排卵痛のリズムをよく知ることで、正確な排卵日を知り、上手にタイミングをとりましょう。

排卵検査薬と併用する

排卵日に近づくと黄体形成ホルモンの値(LH値)が上昇してきます。

排卵検査薬はこのLH値の上昇(LHサージ)をチェックすることができる検査薬です。

排卵検査薬は、「生理開始予定日の17日前から1日1回検査をしてください」とよく使用説明書に記載されています。

生理開始予定日の14日前が一般的な排卵日なので、おおよそ排卵日の3日前ほどから使用するものなのですね。


 

排卵検査薬は、科学的に黄体形成ホルモンの値(LH値)を知ることができるので、より正確に排卵日を知ることが可能です。

基礎体温、排卵検査薬、排卵痛などいろいろな方法を併用して、より排卵日を正確に把握することで妊娠する確率を上げることができると思います。

妊活で一番大事なことは「排卵日を正確に知ること」ですので、基礎体温、排卵検査薬、排卵痛を有効に利用してくださいね。

先輩ママの体験談とアドバイス

妊娠

排卵日を知る目安として、タイミングを取る日を決めるのに生かせると思います

妊活中、特に実際に妊娠に至る直前の数ヶ月間、排卵痛がありました。
症状としては、下腹部の片側のみがチクチク痛むような感じです。
排卵痛付近にタイミングを取れた月に無事に妊娠しました。
排卵痛を排卵日を知る目安として、タイミングを取る日を決めるのに生かせると思います。
排卵痛は、チクチクした痛みが起こって不快ではあるのですが、実際に排卵が起こっているのだという実感を抱くことが出来たので嬉しい痛みでした。
しかし、痛みが強すぎて日常生活に支障が出る場合は、病気の可能性もありますので勝手に排卵痛と判断せず、受診することをお勧めします。
(栃木県 S.I)

妊娠できるための痛みだと思うと嬉しくなりました

私は普段は排卵痛はほとんどないのですが、何故か長女を授かった時の生理周期の際にだけ、ひどい排卵痛がありました。
下腹部がキリキリズキズキと痛く生理痛とはまた違った痛みだったので、排卵痛だとすぐにわかりました。
基礎体温をつけていたので、排卵日と排卵痛のタイミングが全く一緒だったこともあり、排卵痛を確信しました。
私の場合上手く排卵できてない事が多く、不妊の傾向がありましたので、排卵痛がある事によりきちんと排卵しているんだと確信する事ができました。
この時に上手くタイミングを取れたので運良く妊娠する事ができました。
排卵痛は痛くてつらいものでしたが、妊娠できるための痛みだと思うと嬉しくなり上手く乗り切る事ができたように思います。
(大阪府 A.S)

前向きに捉えて、妊娠のチャンスを逃さないようにしましょう

私の場合、排卵痛は低温期10日目位からありました。
排卵する方の卵巣が痛くなりました(毎月左右どちらか)。
重たい生理痛のような痛みです。
そして、高温期に入る時まで痛みはあり、高温期に入るとなくなりました。
それに合わせてタイミングをとっていました。
最終的に主人の男性不妊で、体外受精で授かりましたが、排卵痛がある人はその痛みをタイミングの時と捉えると良いと思います。
排卵痛はある人とない人がいるみたいですが、ある人は排卵日を特定できる、タイミングが取りやすいラッキーな人とだと思いますよ。
痛いのは辛いですが、それが赤ちゃんを授かるタイミングを教えてくれてると前向きに捉えて、妊娠のチャンスを逃さないようにしましょう。
(北海道 A.K)

基礎体温をつけることで排卵痛があることがわかりました

子供が欲しいなと思った頃、仕事が忙しく生理が3、4か月に一度しかなく生理痛が酷かったです。
妊娠は何とかし、子供は一人っ子です。
産後、生理痛にPMSが加わり婦人科で受診しました。
そこで基礎体温をつけることで排卵痛があることがわかりました。
体温がものすごく下がった日、一日下腹部の右か左端がチクチク、ピリピリした痙攣するような痛みがあります。
中で何かが動いている感じです。
年に1、2回軽く出血することがあります。
基礎体温を測ることで、そういえば年に数回そういうことがあるなと気が付きました。
早く知っていれば妊活に3年かからなかったと思います。
子供が欲しい人はきちんと基礎体温をつけて欲しいです。
その際に腹痛があったとか体と心のちょっとした変化もつけて欲しいです。
体温の変化と体の変化が毎回同じならPMS、排卵、生理に伴う心と体の変化です。
不妊治療する際に先生にも説明しやすいです。

私は、お腹の下半分にズキッと鈍い痛みがありました

私は、お腹の下半分にズキッと鈍い痛みがありました。
激しい痛みではなく寝込んで全く動けない訳でもないのですが、キビキビと活動することは難しくゆっくり動いていました。
月経周期がほぼ一定なので、排卵日と予想される日は大抵痛みます。
婦人検診で「痛みが我慢できないときは診察に来てね」と言われたので、今後酷くなったら婦人科を受診しようと思います。
今はまだ我慢できる痛みなので、排卵痛があるときは、リラックスする・無理しない・体を温めるといった、生理痛の時の対処と同じ方法をとっています。
(京都府 N.K)

まとめ

排卵痛は、排卵日の当日、もしくはその前後1日ぐらいに起こることが多いです。

排卵痛は、妊娠のタイミングをとるのに役立ちます。

妊娠が最もしやすいのは排卵日の2日前なので、排卵痛はちょっとタイミング的には遅い感じもします。

しかし生理日から予測するだけの時と比較すると、排卵痛は排卵日の目安になりますよね。

もちろん、基礎体温や排卵検査薬を併用すると、より正確な排卵日を知ることが可能です。

排卵日を知ることは妊活において非常に重要なことなので、基礎体温・排卵検査薬・排卵痛などを有効に利用して、より正確に排卵日を知ることが妊娠につながると思われます。