30代での妊活は、最近では特に珍しい話ではありません。

2013年の女性の平均初婚年齢は「29.3歳」です。また第1子の平均出産時年齢は「30.4歳」となっています。

しかし20代と比べると、30歳、35歳と年齢を重ねるごとに自然妊娠確率が減少してくることも事実です。

先輩ママたちは、30代の妊活で妊娠をするためにどのようなことをしてきたのでしょうか。見ていきましょう。

30代での妊活方法

排卵日を予測する

妊娠をするには、自分自身の排卵日をきちんと予測することが必要です。

排卵していなければ、妊娠する可能性はゼロですからね。

排卵日を予測する方法としては、

  • 基礎体温を測ってチェックする
  • 排卵検査薬を使ってチェックする

 
という2種類の方法があります。

もちろん両方を併用すれば、より排卵日を正確に知ることができるのですが、基礎体温を毎日測ることがプレッシャーになってストレスが溜まってしまうという方は多いです。

そんな方はより簡単に排卵日をチェックすることができる「排卵検査薬」を上手に利用して、自分自身の排卵日を知ってくださいね。

生活習慣を見直す

30代からの妊活では、生活習慣を見直すことも大事になってきます。

仕事などでストレスを受けることも多くなってくる年代ですが、そのストレスを上手に解消するための方法を見つけましょう。

例えば、エステに行ったり、友達とランチに行って愚痴を言ったり、スポーツをしたりすることもいいですね。

ただストレス解消のために食べすぎたり、アルコールを飲みすぎるのはよくありません。

特に妊活を考えるなら、お酒はたしなむ程度にしておきましょう。(もちろん飲まないほうがいいですよ)

また、タバコは絶対にやめておきましょう。

タバコは体内で活性酸素を過剰に発生させます。

活性酸素は卵子の生育に影響を与えると考えられていますので、喫煙は絶対にやめておきましょう。(受動喫煙も注意してくださいね)

卵子の質を良くする

30代での妊活では、卵子の質を良くすることも必要です。

それでは卵子の質を良くするにはどうすればいいでしょうか。

血流を良くする

卵巣周辺の血流が悪いと、卵子の質に悪影響を与えてしまいます。

血流を良くするためには、体を温めることが大事になりますね。

体を温め血流を良くするには、以下の方法があります。

  • ぬるめのお風呂でゆっくりと体を温める
  • ウォーキングなどの適度な運動をする
  • タバコを吸わない
  • 抗酸化物質を摂取する

 
お風呂やウォーキングで、物理的に血流を良くすることは非常に効果があります。

またタバコを吸うと体内で活性酸素が発生して血流を悪くしてしまうので、絶対にやめておきましょう。

抗酸化物質は、過剰な活性酸素を除去する効果があります。

納豆や味噌などの発酵食品は、抗酸化力が非常に高いので積極的に食べるようにしましょう。

特に冷え性の方は、体を温めるなどの血行を良くすることを心がけてくださいね。

栄養をきちんと補給する

20代の頃、あまり食生活の中で栄養について真剣に考えたことはあまりないと思います。

しかし30代で妊活をするのなら、卵子の質を高めるために栄養をきちんと補給することが大事になります。

5大栄養素の、たんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく食事から摂取しましょう。

過剰な活性酸素を除去するために、発酵食品や緑黄色野菜、果物なども積極的に食べてくださいね。

葉酸を摂取する

葉酸は、厚生労働省が「胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減」のために妊娠初期の摂取を推奨していますね。

まずは妊活が成功した時の胎児の先天症のリスクを減らすために、妊活中にも葉酸を摂取することを心がけましょう。

またこの葉酸は、「着床障害」に効果があるのではないかと考えられています。

科学的に解明されたわけではないのですが、葉酸がDNAの合成に関与していることから考えると、その可能性はあると思います。

葉酸は水溶性のビタミンB群の一種で、現代女性の方は不足しがちな成分です。

妊活への効果はまだ完全に解明されていませんが、「神経管閉鎖障害のリスク低減」の効果は厚労省も認めるものなので、妊娠前の妊活中からきちんと摂取しておきたいですね。

不妊外来を受診する

30代になって、なかなか自然妊娠をしない時は不妊外来を受診するのも一つの方法です。

特に30代後半になると、自然妊娠をするチャンスもどんどんと減ってきてしまいます。

先輩ママの体験談を見ても、1年に12回しかない排卵のチャンスを逃さないように、早めの不妊外来への受診をお勧めしている方がいます。

妊活が長引くと精神的な疲労ストレスもたまってきます。

不妊外来で医師や看護師と相談しながら、上手に妊活を進めていくのもいい方法と言えるのではないでしょうか。

先輩ママの体験談とアドバイス

胎児

まずは不妊外来に行く!これにつきると思います

まずは不妊外来に行く!これにつきると思います。
私が妊活を始めたのは、結婚7年目の28歳の時でした。
「子供が欲しい!」と思うようになってからは毎日ネットサーフィンをし、某有名葉酸サプリや、冷え防止グッズ等とにかく妊活に良いとされている物を買い漁りました。
ただ・・・今になって思いますが、不妊の原因を突き止める事が一番の近道だと思います。
妊活を始める事に「まだ早い…」は無いと思います。
勿論、タイミング、人工授精、体外受精…とステップアップすると膨大なお金がかかります。
私自身も不妊治療に100万円以上使いました。
だらだらと毎月の通院費をかけるのであれば、少しでも早く原因を突き止めて、必要であればステップアップし、1年に12回しかない貴重な排卵日を無駄にしないようにして頂きと思います。
(東京都 S.S)

妊活で効果があったのは葉酸サプリです

妊活で効果があったのは葉酸サプリです。
「愛され葉酸」という小粒でレモン味のサプリなので、好き嫌いが激しい私でも飲みやすく続ける事が出来ました。
また妊娠しやすい体にしたかったのですが、私の場合身長に対して体重が平均を下回っていて、しかも小食で栄養バランスも悪かったのです。
それでもこのサプリを継続して飲んでいたら調子が良くて、前よりも食べれるようになり嬉しかったです。
体重は平均まで届きませんでしたが、栄養バランスが整っていれば問題ないようなので、結果的には葉酸サプリのお陰で妊娠出来たのかもしれないですね。
私は30歳を超えてから妊活をし、妊娠まで至りました。
きっと年齢も気になるけど、赤ちゃんが欲しい気持ちに変わりはない人は沢山いらっしゃると思います。
私自身も年齢がネックで不安もあり、上記に述べた通り栄養不足もありました。
もしそのような悩みを持っているならば、食事だけではなくサプリメントの力を借りても良いのです。
口に入れた物が体を作りますが、それが全てではありません。
今は葉酸サプリの種類も増えてきて、粒状や顆粒で飲み物に混ぜるだけで摂取出来る物もあるようです。
自身の身体に少しでも不安がありましたら、サプリメントは私達の味方になってくれますよ。
(神奈川県 T.S)

体温をあげるようお風呂も長く入っていました

30代で結婚し、早く子どもが欲しくて色々と試しました。
まず、朝起きたら白湯を飲みます。
浄水を鍋で沸騰してからもしばらく火にかけ続けてから、冷まして飲んでいました。
なるべくファーストフードや加工食品はやめて、自宅で手作りの食事を心掛け体温をあげるようお風呂も長く入っていました。
焦る気持ちが出てくるかと思いますが、何よりも夫婦二人ストレスなく、くつろいで過ごす事が一番大事だとおもいます。
そうすれば、例え望みの結果にならなくても二人寄り添い暮らしていけると思います。
トゲトゲした雰囲気は、その後の結婚生活にも影響してくるかと思いますので日々楽しくお過ごしください。

葉酸とEPA/DHAのサプリメントを飲みはじめました

まず妊活を始めようという前に、風疹の予防接種、乳がん子宮がんの検診を受けました。
虫歯の治療も始めました。
また、妊活を始める3ヶ月ほど前から、葉酸とEPA/DHAのサプリメントを飲みはじめました。
そして妊娠を希望するようになり、基礎体温を測る習慣をつけました。
私の場合、基礎体温と市販の排卵検査薬を使用したことで、だいたいの排卵日が予測でき、妊活の役に立ったと思います。
妊娠を希望して4ヶ月目に妊娠できました。
妊娠を希望するようになってから、基礎体温や生理の有無で一喜一憂していました。
自分は妊娠しにくいのかと不安にもなりました。
なかなか思い通りにいかず、不安が続くようでしたら、一人で悩まずに婦人科に行ってみるのもよいと思います。
私の場合は、20代の頃から生理不順でかかりつけの婦人科があったので、それだけでも心の支えになりました。
(愛知県 T.H)

規則正しい生活とストレスを溜めないようにした事です

35歳の高齢出産でした。
他の若いお母さんから比べると出産のリスクが高く、不安な気持ちが大きかったです。
妊活ではじめに試みたのは、規則正しい生活とストレスを溜めないようにした事です。
あとは、毎朝基礎体温をはかっていました。
今妊活で頑張っている人たちに伝えたいことは、大きな不安とかあるかもしれませんが、焦らないで自分のペースで妊活に専念して欲しいです。
ストレスを溜める事は妊活にも影響する事だと思うのでリラックスして生活してください。

まとめ

30代での妊活は、最近では特に珍しくありません。

晩婚化が進み、第1子平均出産年齢も30歳を超えていますので、30代での妊活も全然遅くはありません。

  • 排卵日を予測する
  • 生活習慣を見直す
  • 卵子の質を良くする
  • 葉酸を摂取する
  • 不妊外来を受診する

 
上記のような、30代の妊活のために必要なことを実行していきましょう。

ただあまり頑張りすぎて、精神的な負担とならないように注意してくださいね。