「赤ちゃんの歩行器っていつからいつまで使えるの?何か悪影響はあるの?」
赤ちゃん用の歩行器はよく販売されていますよね。昔から多くの子供に利用されています。しかし最近はメリットだけでなく、デメリットについてもよく耳にします。
先輩ママたちは、赤ちゃん用歩行器を実際に使用してどのように感じたのでしょうか。見ていきましょう。
目次
歩行器はいつからいつまで使えるの?
まず、歩行器はいつからいつまで使用できるものなのでしょうか。
一般的には、お座りができるころから歩行器は利用できますので、7か月か8か月ぐらいから使用することができるでしょう。
安全な製品の目印であるSGマークによる基準だと、月齢7か月~15ヶ月までが使用期間となっています。
赤ちゃんが7か月以降になって、しっかりとお座りができるようになると使用できるということですね。
歩行器のメリットとデメリット
歩行器を使用するメリットとデメリットにはどのような点があるでしょうか。
歩行器のメリット
昔は、歩行器は歩く練習になるとよく言われましたよね。
しかし最近は、あまりそのようには考えられていません。
ずりばいやハイハイをすることは、赤ちゃんの全身の筋肉や脳を発達させることに非常に役立っていると考えられています。
歩行器を使用すると、赤ちゃんがずりばいやハイハイをあまりしなくなってしまうこともあります。
先輩ママたちの体験談を見ても、歩行器を使い始めたらズリバイをしなくなったという話がありました。
歩行器は簡単につま先だけで移動できるので、赤ちゃんが楽を覚えてしまうのかもしれませんね。
そうするとずりばいやハイハイをあまりせず、結果的に歩くのも遅れてしまうということになることがあるようです。
一方先輩ママの体験談で、1歳になっても一人歩きができなかった赤ちゃんが歩行器を使用すると、コツをつかんだのかすぐに歩けるようになったという話もあります。(1歳は平均的な歩き始める時期なので遅いというわけではありません)
一概に歩行器が発育に悪いというわけではなく、ずりばいやハイハイもすでにたくさんしていて、つかまり立ちや伝い歩きから一人歩きをし始める時期に、補助的に歩行器を利用するという方法は手助けになるのでありなのかもしれませんね。
歩行器のデメリット
先ほど述べたように、歩行器は歩き始めを遅らせてしまう可能性があります。
まずは、ずりばいやハイハイをたくさんさせてあげて、全身の筋肉や脳の発達を促してあげましょう。
伝い歩きをするまでは、使用を我慢したほうがいいのかもしれないですね。
また歩行器を赤ちゃんが使用すると、結構スピードが出ることがあります。
目を離したすきに段差や障害物に激突して転んでけがをしてしまう危険性もあるので、目を離さないようにする必要がありますね。
先輩ママの体験談でも、赤ちゃんの足が歩行器に挟まってしまってけがをしたという話があります。
ケガをしないように赤ちゃんを見守ってあげながら、使用してくださいね。
先輩ママの体験談とアドバイス
つかまり立ちを始めた7ヶ月後半から使いました
つかまり立ちを始めた7ヶ月後半から使いました。 初めは歩行器についているおもちゃを楽しそうにいじって遊んでいましたが、10分くらいすると泣いて、歩行器から出して欲しいようでした。 うちの子は7ヶ月で体重が10キロある大きめの子だったので狭かったのかも。 結局何度挑戦してもすぐに泣くので、2週間くらいしか使わず。もったいなかったので、友人にちょっと貸してもらったり試してから購入すれば良かったなあと思います。 歩行器は長い期間使う物ではないので、実際に赤ちゃんが気に入るかお試ししてから購入することをお勧めします。 友人の子は歩けるようになる前も後も、楽しそうに歩行器で遊んでいました。 歩行器のせいで悪影響があったとか事故があったという話は、私の周りでは聞きません。 |
グイグイと進んで、すごいすごいとみていたら足のかかとをはさみました
歩行器を使っていた友達のお家で、私の子供も乗せてもらっていたことがあります。 私の子は、歩くのがなかなか苦手でよちよち、転んだり怪我をしていたのでどんなものか試してみたくおもっていました。 一歳過ぎでした、乗っている時に、グイグイと進んで、すごいすごいとみていたら足のかかとをはさみました。 床の段差もあったのかもしれないですがよく覚えておりません。 血が出るほど挟んでいて、すぐに抱き上げました。 歩行器を貸してくれていたままさんに謝られましたが、私の子がちょっと特殊な使い方をしたのかもと思いそれで済ませました。 ですがその後お友達のお子さんも怪我をしたと言っていて、また謝られました。 ちょっとびっくりというか、安全なものだと思っていたので、かわいそうでした。 今甥っ子が丁度一歳過ぎで、歩行器ではなく、トランポリンのようにポヨンポヨンと跳ねる椅子があるようで、とても安全に遊んでいるのをみて安心しました。 歩行器を使っていたら止めるつもりでしたが、世間的にも危険ということが広まっているのか、歩行器を買う気は無いと言っていました。 歩くのにもあまりよくないとうわさをきいたので、怖いですね。 |
買ってみたらコツを掴んだのか、スタスタ歩けるようになりました
元々我が家には、歩行器はありませんでした。 しかし、子供がつかまり立ちをしたのが7か月前と割と早かったにも関わらず、1歳の誕生日になっても数歩しか歩けなかったので、買ってみたらコツを掴んだのか、スタスタ歩けるようになりました。 我が家にはありませんでしたが、家の近所ののびすくにあって、そこで楽しそうに使っていたのを見て、購入に至りました。 やはり、歩行器は昔から使われてきたものです。 それなりに意味があって長年たくさんの子供の手助けをしてきたのですね。(宮城県 A.E) |
ハイハイをするのが遅れると書いてあったので、1ヶ月ほどで使用をやめました
実家に歩行器があったので、お座りができるようになった半年ごろから使い始めました。 歩行器に入ると機嫌よく遊ぶのですが、降りてから自分で移動しようとしなくなり、せっかくできていたずり這いもしなくなりました。 雑誌にもハイハイをするのが遅れると書いてあったので、1ヶ月ほどで使用をやめました。 歩行器に乗せているとハイハイをするのが遅れるというのは、本当なのではないかと感じました。 しかも段差にぶつかって倒れたら危ないと思い目が離せませんでした。 ハイハイはしっかりした方がいいと聞くので、私的にはあまり歩行器の使用をお勧めできません。(広島県,K.T) |
まだ歩けないのに、大好きなパパのところへ駆け寄って活けて嬉しそうでした
今、高3になる息子の時に歩行器を使いました。 息子は、まだ歩けないのに、大好きなパパのところへ駆け寄って活けて嬉しそうでした。 あの時の表情がまだ目に浮かびます。 あと、手を置くところに、何種類かボタンがついていて音楽が鳴ります。 単調な曲の時は、はっとした顔をしていました。 美しいメロディーで、きっと感動していたのでしょうね。 むすこが、楽しそうだから、とずっとそのまま放置していてもまた、コレがダメなんです。 そのうちのむずかり始めます。 ここから出して~!という感じで。きっと飽きてくるんでしょうね。 親が楽になるから…ではなく、あくまでも、我が子に沢山の刺激を与えたい!という発想で使っていきたいですね。(千葉県 E.A) |
まとめ
赤ちゃんの歩行器は、月齢7か月~15か月までが使用期間であるとSGマークでは定められています。
お座りができるようになったら、使用することができるようですね。
ただ最近は歩行器のデメリット面をよく耳にします。
ズリバイやハイハイの段階で歩行器を使用すると、結果的に歩き始めるのが遅れてしまうというデータもあるようです。
そう考えると歩行器を使用するなら、伝い歩きから独り歩きへ移る段階に補助的に使用してあげるといいのかもしれません。
ただ歩行器は事故の危険性も否定できないので、無理に使用する必要はないのかもしれないですね。