「赤ちゃんとお出かけしたいけど、ミルクはどうすればいいの?」

こんな素朴な疑問を感じるお母さんは多いようです。

母乳で育てている方ならそれほど荷物について考えなくてもいいかもしれませんが、ミルクで育てている方はいろいろと用意しなくてはいけません。

先輩ママたちは、外出時のミルクをどのようにしてきたのでしょうか。

外出時のミルク調乳に必要なもの

赤ちゃんと遠出のお出かけした時には、ミルクを与える必要がありますよね。ミルク調乳の場合、どのようなものが必需品となるでしょうか。

必ず必要となるもの

・粉ミルク
・哺乳瓶
・お湯

以上の3点セットは、必須ですよね。それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。

粉ミルク

粉ミルクは、個別包装された粉ミルクやスティックタイプの粉ミルクなど、初めから1回分が計量されている使い切りのものが便利です。

もちろん自宅で使用している粉ミルクの大きな缶から、1回分ずつを清潔な袋に入れて用意しておいても問題はありません。

先輩ママの体験談を見ると、100円ショップで販売されている、子供が飲む量のミルクを小分けにできるボトルタイプの粉ミルクケースを使うと、小分けするのがかなり便利になるそうです。

また、哺乳瓶に1回分の粉ミルクを入れておくという方法もあるようです。

注意したいのは、自分自身で大きな缶から小分けにする場合、雑菌が入らないように事前に袋やケースを消毒する、きちんと密閉するということは忘れないようにしてください。

哺乳瓶

哺乳瓶を外出先で洗浄・消毒することは難しいです。

赤ちゃんの授乳は2時間~3時間に1回必要となるので、授乳するであろう回数分の哺乳瓶を用意してください。

また赤ちゃんが環境の変化であまりミルクを飲まないケースが考えられます。

1本ぐらい多めに余裕をもって用意しておいたほうがいいでしょう。

例えば2時間おきに授乳するとして6時間外出するならば、哺乳瓶を最低2本、できれば余裕をもって3本以上用意しておくということですね。

哺乳瓶のタイプは、割れてしまうリスクと重さを考慮して、ガラスの瓶よりもプラスティックのタイプがおすすめです。

お湯

お湯も用意しておく必要があります。

公共の施設などで手に入れることができることもありますが、きちんと事前に用意しておいたほうがいいでしょう。

お湯の温度は、雑菌の繁殖の恐れを考えると厚生労働省のガイドラインでも推奨している70℃以上が望ましいです。

70℃以上のお湯を、保温機能の付いた魔法瓶などに入れて準備するということですね。

お湯の冷まし方

ただ70℃のお湯だと赤ちゃんがやけどしてしまうので、湯冷ましの水も必要となります。

湯冷ましの水を用意しておかないと、お湯がなかなか人肌の温度まで冷めないので、忘れないようにしてください。

最初から人肌程度のお湯を用意する方もいるようですが、衛生面を考えるとやはり70℃以上のお湯を用意したほうが安全だと思われます。

湯冷ましの水でお湯を割って人肌の温かさにするか、お湯を哺乳瓶の外側から流水にさらして人肌の温かさにするかしたほうがいいでしょう。

湯冷ましの水も、滅菌された市販の赤ちゃん用の水を利用すれば安全にミルクを調乳することができますね。

先輩ママの体験談とアドバイス

遠出する時は哺乳瓶と個包装になっている粉ミルクを持ち歩いていました

私の場合、母乳と粉ミルク混合だったので、近場に出かけて母乳で間に合いそうなところに行く時は授乳ケープ、遠出する時は哺乳瓶と個包装になっている粉ミルクを持ち歩いていました。
哺乳瓶は万が一割れてはいけないのでプラスチックタイプです。
授乳ケープは万能で、授乳室が無いところでも授乳できて便利ですが、暑い日などは赤ちゃんが物凄く汗をかくので涼しい場所での利用をおすすめします。
月齢の低いうちは授乳も頻繁で、出先での授乳場所にはとても気を使うと思います。
母乳の場合は授乳ケープ、ミルクの場合は個包装の粉ミルクにプラスチックの哺乳瓶、魔法瓶に人肌よりちょっと熱いくらいのお湯を持ち歩いておくとどこでもあげれるので便利です。
あとはペットボトルの水を持ち歩いておくと、哺乳瓶を使ったあと簡単にすすいだり出来るので使い終わったのをそのまま持ち歩くよりも衛生的な気がします。(山口県 K・T)

粉ミルクはスティックタイプを多めに用意しました

私は母乳ではなく粉ミルクを用意していきました。
スティックタイプを多めに用意しました。大きめの魔法瓶に少し熱めのお湯を入れてました。
ほ乳瓶は大変ですが2本は持っていきましたね。
瓶のタイプは重いので勿論プラのほうですよ。
小さいお子さんとの外出は荷物も多く大変ですよね、近くに半日ほどショッピングなんていってもお泊まり並みの荷物なんてことは当たり前ですもんね。
私は外出の時は時間ではなく飲みたそうな頃に作ってあげてましたよ。
小さいとなかなか長時間の外出は難しいですし母子ともに疲れてしまうので焦らずゆっくりいきましょうね。(神奈川県Y.T)

調乳にとても役立ったのは100円ショップの粉ミルクケースです

混合で育てていましたが、外出先では授乳スペースが限られるのでミルクを与えることが多くありました。
初めての子供だったので出産してすぐの時には、慣れない場所で泣いている子供をあやしながらミルクを作るのがとても大変で私自身もテンパってしまうことが多かったです。
私が一番大変だったのは、お湯で溶いたミルクを冷まして適温にすることです。
湯冷ましがない場合は、授乳室やトイレの水道でミルクを哺乳瓶の外側から冷やしたりしましたがミルクがなかなか冷めず、泣き叫ぶ子供と格闘することもありました。
4ケ月ごろになると子供がそろそろミルクを欲しがるなというサイクルも分かり出していたので、ミルクが冷める時間を見越して調乳する余裕もできてきました。
例えば長時間電車に乗る時には乗車前に熱めに調乳しておき、ぐずったらミルクをすぐに飲ませられるようにするなどの工夫をしていました。
調乳にとても役立ったのは100円ショップで購入した、粉ミルクケースです。子供が飲む量のミルクを小分けにできるボトルタイプのケースで、小分けされている粉ミルクを使うよりもロスが少なくすぐに調乳できる便利さがママ友の中でも大人気でした。
外出先でスムーズに調乳することは、初めて子育てをするお母さんにとってはなかなか大変なことです。
最近はさまざまな育児グッズがたくさん販売されているので、自分の調乳に必要なグッズを見つけておくと調乳作業がすばやく簡単にできるのでおすすめです。
子供と一緒にいればいるほど、どんな時に泣くか、どんな時間帯にぐずるかが分かってきます。
大変なこともたくさんありますがじっくり子供と接していくことで、わが子ならではのサインに気づけると思います。
一緒にがんばりましょう。

保温機能の水筒に入れたお湯、ミルク、哺乳瓶の3点セット

息子が6か月の頃に保温機能の水筒に入れたお湯、ミルク、哺乳瓶の3点セットを持ち歩いていました。
基本的には水道のある所で哺乳瓶を冷ますことができれば、どこでもミルクをあげることができました。
ただ外出中なので、ミルクの完成と赤ちゃんの飲みたいタイミングが合わせられないと大泣きしたりして大変でした。
最近は赤ちゃん向けの施設や百貨店の中でもお湯が使えたりと、すごく便利になってきています。
外出していると用事をすませるのに集中してしまいますが、赤ちゃんの休憩ポイントを事前に調査して計画を立ててミルクをあげるとスムーズに外出できると思います。

とにかく何でも多目に持っていく方が気持ちに余裕が出るのでお勧めです

出産時のトラブルで完全ミルクで育てていた私。
外出時は本当に大変でした。
外出先に授乳室やお湯があるか事前に必ずチェックして、ミルクと哺乳瓶とお湯とお水はセットでいつも持ち歩いていました。
哺乳瓶は洗えないので2~3本必要で、出かける時は本当に大荷物でした。
母乳で育てていたらこんなに苦労はしないのに…と何度も思ったのですが、ミルクで育てる事になったのも理由があるので、それを受け入れて頑張るしかありません。
重いけど、とにかく何でも多目に持っていく方が気持ちに余裕が出るのでお勧めです。(神奈川県 C.M)

まとめ

長い時間赤ちゃんを連れて外出する場合、授乳をしてあげる必要があります。

母乳の場合は場所を確保すればなんとかなるのですが、ミルクの場合は事前に「粉ミルク」「哺乳瓶」「お湯」を用意しておく必要があります。

先輩ママたちの意見を参考にして、赤ちゃんに授乳してあげてくださいね。