「赤ちゃんが耳をしきりに気にしているけど、これってもしかして中耳炎?」
まだまだ言葉を話せない赤ちゃんは、自分から耳が痛いとお母さんに伝えることはできません。
お母さんが赤ちゃんの様子に気が付いてあげる必要があるのですね。
赤ちゃんの中耳炎は、どのような症状があるのでしょうか。先輩ママの体験談を見ていきましょう。
赤ちゃんの中耳炎の原因
赤ちゃんが中耳炎になることはそれほど珍しいことではありません。
赤ちゃんの耳管は大人の耳管よりも短くなっているので、ウイルスや細菌などが侵入しやすくなってしまっているのですね。
風邪をひいてしまうとそのウイルスが耳の中にも侵入して中耳炎になってしまうということです。
赤ちゃんの中耳炎の原因の多くは、風邪によりのどや鼻のウイルスや細菌が耳の中へと侵入してしまうことです。
特に鼻水を伴う風邪をひいた場合は、中耳炎になるリスクがありますので注意しましょう。
もし赤ちゃんが中耳炎になってしまったらすぐに病院に行く必要があります。
しかし先に述べたように赤ちゃんは言葉を話すことができないので、お母さんは注意深く赤ちゃんを観察する必要があるのですね。
赤ちゃんの中耳炎の症状
それでは赤ちゃんが中耳炎になった時の症状にはどのようなものがあるでしょうか。
赤ちゃんが耳を頻繁に触る
もし赤ちゃんが耳をしきりに触ったり、何か耳を気にしている様子があれば中耳炎の可能性があります。
何かの違和感を赤ちゃんが耳の中に感じているということですね。
普段と違って赤ちゃんが耳を頻繁に気にしているときは、早急に病院で診察することをお勧めします。
また耳を触らなくとも、しきりに頭を振ったりするときも耳に何らかの異常を感じていることがありますので、注意してあげてくださいね。
発熱が続くとき
風邪をひいて発熱が3日程度続くときは、赤ちゃんが中耳炎を起こしている可能性があります。
もちろんすべてが中耳炎というわけではないのですが、きちんと病院で診察を受けお薬を飲んでいるのになかなか風邪が治らないときは中耳炎を疑ってみる必要があるかもしれません。
そのようなときは専門の先生がいる耳鼻咽喉科を一度受診してみるといいのではないでしょうか。
耳から耳ダレが出てきたとき
中耳炎を起こしていると、耳の中から膿のような耳ダレ・耳汁がでてくることがあります。
このような症状の時はすぐに耳鼻咽喉科か小児科に行きましょう。
耳の中を綿棒などでいじりたくなりますが、耳の中を傷つけてしまいより症状を悪化させてしまう可能性がありますので、あまり余計なことをせずにとにかく病院で受診をしたほうがいいです。
赤ちゃんは鼻や耳の異常を訴えることがよくあるので、小児科のかかりつけ医だけでなく、耳鼻咽喉科のかかりつけ医があるとこのようなときに便利ですよ。
また、風邪をひいたときに鼻水をよく取り除いてあげることは中耳炎の予防になります。
鼻水に含まれたウイルスや細菌が耳に感染するケースが多いので、こまめに鼻水を取り除いてあげてください。
特に青洟(あおばな)がでているときは、中耳炎のリスクが高くなりますので注意してくださいね。
先輩ママの体験談とアドバイス
処方されたお薬で対処したら驚くほどすぐに良くなってゆきました
赤ちゃんが1歳頃の頃に、中耳炎になりました。 ちょうど鼻水が止まらない風邪で、一週間ほど辛い状態が続いていたので病院に行った所、中耳炎だと診断されました。 処方されたお薬で対処したら驚くほどすぐに良くなってゆきました。 赤ちゃんが辛いと、親も辛いですね。 自宅でどうにかなるだろう、と思っても、なるべく早く病院へ連れていくことをお勧めします。 ダラダラと辛い期間が続くより、ずっと早く治り楽になりますし、お母さんも休まないとですよ。 |
熱がしばらく続くときは小児科と合わせて耳鼻科にも通って、早目に処置をして下さい
子供が1歳になった頃高熱が何日か続き、小児科にも通ったのですが全く熱が下がらず、その後救急病院へ行ったときに、中耳炎になっていると診断されました。 その場で耳の中を切開され、その翌日から熱は下がりました。お風呂は熱が下がってきたら普通に入れていました。 子供が2歳半になるまで、何度も中耳炎を繰り返していたのですが、その後3歳以降は全くならないようになりました。 熱がしばらく続くときは小児科と合わせて耳鼻科にも通って、早目に処置をして下さい。(神奈川県 I.C) |
耳をひっぱたり、押したりするようなしぐさがあったら念のため病院に行った方がいいです
生後7か月の時に中耳炎と診断されました。 痛がることもなく泣くこともなくいつものようにご機嫌だけれども耳をひっぱたりグーで押すようになりました。 耳がかゆいのかなと綿棒を少し入れたら血がついたのであわてて病院に行きました。 多分耳の聞こえも悪いと思うと言われましたがこちらの問いかけにもニコニコ答えていたので驚きました。 お風呂は病院からもらった耳カバーをつけて入りました。 寝ている間に点耳薬を入れました。 お風呂上りには綿棒で耳の中の水分をそっと取りました。 中耳炎は痛いと思っていたのですが赤ちゃんはあまり痛みを感じないそうです。 耳をひっぱたり、押したりするようなしぐさがあったら念のため病院に行った方がいいです。 聞こえは中途半端に聞こえている場合わかりにくいそうです。 お風呂は神経質にならなくても大丈夫と言われました。 |
子供の場合、鼓膜までの距離が短いので傷つきやすく中耳炎になりやすいと教えて貰いました
娘ちゃんが2歳半位の時に中耳炎になってしまいました! 耳のお掃除を綿棒でいつもはやっていたのですが、よくよく見てみると奥の方に固まり?がありました。 これではふさがってしまう感じだったので、大人用の耳かきで頑張ってとったのですが、夜に耳が痛いと言いながら寝て次の日の朝にやった方の耳から膿みたいな耳汁が出て来てその日に病院に連れて行きました。 病院で診て貰った時に教えて頂いたのが子供の場合、鼓膜までの距離が短いので傷つきやすく中耳炎になりやすいと教えて貰いました! それからは、また綿棒でお掃除をして詰まりそうになったら子供なので耳鼻科に連れて行くようにしてます! |
重症だったので耳の中に麻酔の液体を流し、鼓膜を切る手術を受けました
3歳の頃に、「耳がいたい」と言うのでその翌日、市内の耳鼻科に連れていきました。 お風呂は許可が出るまで入れませんでした。 重症だったので耳の中に麻酔の液体を流し、鼓膜を切る手術を受けましたが、麻酔を流した瞬間、子どもが「いたい!いたいー!」とすごい勢いで泣いていたのを覚えています。 私は子どもの中耳炎がひどくなってしまうまでわからなかったので、鼓膜切開という手術を受けさせてしまいました。 早めの段階で気づいてあげれば薬だけの治療などで済んだと思います。 治るまでは激しい運動は禁物だと言われたので、子どもが暴れたりしないよう注意してください。(福岡県 H.M) |
まとめ
赤ちゃんは非常に中耳炎になりやすいです。実際に多くのお子さんが中耳炎を体験していることと思います。
中耳炎の原因の多くは、風邪によりウイルスや細菌が耳(中耳)に侵入することで引き起こされます。
特に鼻水にはウイルスや細菌がたくさん含まれているので、風邪をひいたときにこまめに鼻水を取り除いてあげることで中耳炎の予防にもなります。
赤ちゃんが耳を触る仕草をしたときや、耳ダレが出てきたときは中耳炎の可能性がありますので、早急に耳鼻咽喉科や小児科を受診してくださいね。