「赤ちゃんの下痢が続いているけど病院に行ったほうがいいの?」

離乳食が始まるまでの授乳期は、固形物を食べていないので赤ちゃんが軟らかいうんちをすることは珍しくありません。

むしろ普通のことかもしれません。

しかし離乳食を始めている時期に軟らかいうんちが長引いてしまうと心配になってしまいます。

そんな時、先輩ママたちはどう対処したのでしょうか。

赤ちゃんの下痢はいつ病院に行けばいい?

授乳期の赤ちゃんは、軟らかいうんちをします。固形物を食べていないのでこれは仕方のないことなのですね。

生後5か月・6か月ぐらいになり離乳食を始めると、だんだんと固形のウンチになることが増えてきます。

もちろん個人差があるので、1歳ぐらいまで軟らかいうんちをする赤ちゃんもいますが、重要なのは普段のウンチと違う状態が続くということです。

例えば普段きちんと固形のウンチをしているにもかかわらず、軟らかい下痢のようなうんちをする場合は何らかの異変があるということです。

また、普段と比べてうんちの回数が明らかに増えている場合なども何らかの異変がある可能性がありますので注意が必要となります。

その他にも下痢に加えて発熱があるときなども注意が必要となりますね。

このような普段の状態と明らかに違う状態が続くときは、一度病院で診察を受けたほうがいいのではないでしょうか。

下痢の原因

赤ちゃんの下痢の原因はいろいろなものがあります。見ていきましょう。

繊維質の多い食事による下痢

離乳食で繊維質の多い食事を食べた場合、赤ちゃんのウンチが軟らかくなることがあります。

例えば、サツマイモ、リンゴ・プルーン、ミカンなどのかんきつ類は繊維質が多いので、うんちが軟らかくなることが多くなります。

これら繊維質の多い食事が原因で下痢になっているときは特に心配はありません。

しばらくの間、繊維質の多い食事を控えてみましょう。

ウイルス・細菌による下痢

大人と同じように赤ちゃんもウイルスや細菌が原因で下痢になります。

風邪で下痢をしたり、インフルエンザやロタウイルスなどのウイルスが原因で下痢をしたり、卵によるサルモネラ感染症で下痢をすることもあります。

これらウイルスや細菌性の下痢は発熱を伴うことが多いです。

またロタウイルスに感染すると、白いうんちが出ることもあります。うんちの色によってウイルスに感染しているかどうかを判断できることもあるということですね。

もし下痢とともに発熱があるときは、速やかに病院を受診しましょう。

ウイルスや細菌に赤ちゃんが感染している場合は、早期の治療が肝心になりますからね。

アレルギーによる下痢

赤ちゃんの頃はどのようなアレルギーを持っているのかがわからないですよね。

離乳食を始めたころに多いのですが、食物アレルギーによる下痢を起こすことがよくあります。

卵や大豆などのアレルギーだけでなく、ミルクアレルギーということもあります。

離乳食を始めたのに軟らかいうんちが続いているというケースで、実は赤ちゃんがミルクアレルギーだったということもあるようです。

実際に先輩ママがミルクアレルギーの体験談を寄せてくれています。

このようにアレルギーが原因で下痢を引き起こすこともありますので、赤ちゃんのアレルギーをできるだけ早く把握しておきたいですね。

下痢に血が混じる

まれに赤ちゃんの柔らかいうんちに血が混じっていることがあります。

慢性の痔によって血が混じることもあるのですが、大腸・小腸などの消化器官から出血をしている可能性もあります

なかなか素人ではどこから出血をしているのかを判断できないので、赤ちゃんのウンチに血が混じっている場合は病院を受診したほうがいいと思います。

重篤な病気が隠れていることもありますので、血が混じっている場合は早めに受診することをお勧めします。

先輩ママの体験談とアドバイス

今まで普通に飲んでいたミルクでしたが、急に合わなくなる事もあるようです

息子が6ヶ月の頃に毎日下痢が続いてしまい、オムツかぶれ、漏れてしまったり、回数が多く1日何回かもオムツ替えをした時期がありました。
初めは小児科に行っても治らず、総合病院、下痢が続いて2ヶ月めにはこども病院にかかりました。
2ヶ月かかっても治らず、こども病院に行き受信をしました。ミルクは混合でした。
どうやらミルクが合っていないようでした。
今まで普通に飲んでいたミルクでしたが、急に合わなくなる事もあるようです。
ミルクを替えるよう指導をされ、アイクレオに替えて、こども病院で整腸剤を出してもらいました。
少しずつですが、下痢が治りました。症状が改善されない場合は、大きな病院にかかるべきです。(静岡県J.U)

できるだけ多く白湯を飲ませるようにしました

赤ちゃんの下痢がひどいときは、できるだけ多く白湯を飲ませるようにしました。
2~3日しても治らないときに病院に行くようにしていました。
よく下痢をする子だったので、こまめにお尻を洗うようにしてあげて、おむつかぶれを防ぐようにしていました。
赤ちゃんの下痢がひどいと、心配になってしまいますよね。
不安や心配だと思ったときは、悩まずに病院を受診してみてくださいね。
いつまでも不安に思っているよりスッキリすると思いますし、病院の先生や看護婦さんだって、不安なママの気持ちを分かってくれているはずですから☆
一人で悩まずに周りの人やお医者さんに相談するようにしてみてくださいね。

いつもより明らかに頻度が高かったり食欲がなかった時には、病院の先生に見てもらいました

歳と3歳の子供を育てているものです。
子供が下痢をしたときは、いつもより明らかに頻度が高かったり食欲がなかった時には、病院の先生に見てもらいました。
お腹が痛くても赤ちゃんは「痛い」と言えないので、やはり自分で判断するには不安だったからです。
先生は、赤ちゃんのお腹を触ればすぐに症状がわかったようでした。
赤ちゃんが下痢してしまうと心配ですし、おむつかぶれの可能性も出てきてしまうので、とりあえず不安に思ったら病院を受診しても良いと思います。
何かお腹を壊しているのにママが自分で気付くことは難しいと思うので、いつもよりちょっとでも様子が違うと思ったら、病院に頼ってください。(千葉県 H.O)

下痢が続く場合は、アレルギーも疑ってみるといいかもしれませんね

私は3児の母です。3番目の子の時ですが、生後4カ月で保育園に預けはじめました。
2日に一回は、保育園から「下痢ですので、お迎えよろしくお願いします。」と、電話ばかりきていました。
赤ちゃんなんて、下痢みたいなウンチだよ~と、思いながら病院へ行き、検査したところアレルギー体質であることが判明しました!
アレルギー体質…ミルクアレルギーでしたが、除去もしっかりしていたのに下痢をするなんて…。と、いう感じでしたが、離乳食を開始したところ、だんだんウンチが固まり1歳頃には普通便になりました。
下痢が続く場合は、アレルギーも疑ってみるといいかもしれませんね。

いつも以上に頻回に母乳を与えて脱水の予防に努めました

生後4か月のころ、お腹の風邪をひいて4日間1日8回から10回程度の下痢に悩まされました。
下痢が続いてお尻がかぶれてしまいました。
風邪で不機嫌なうえにお尻かぶれの痛みも加わって母子共々辛かったです。
お薬を飲んで、いつも以上に頻回に母乳を与えて脱水の予防に努めました。
お子さんが辛いのは、看病するこちらの身も心も疲れます。
おむつの頻回な交換とお尻のケア、適宜水分補給をしてあげて下さい。
また、感染性の高いものだとママも移ってしまいます。手洗いなど徹底してママは元気でいましょうね。(千葉県H.H.)

まとめ

赤ちゃんの下痢の原因はいろいろとありますが、普段と違う軟らかいうんちが続く場合は注意が必要となります。

また、発熱がある時や便に血が混じっているときなども早めに病院を受診しましょう。

私たち素人が判断することは難しいので、悩んだら病院で先生に診てもらったほうが安心できますからね。