「はしか(麻疹)の感染が広がっているけど、1歳になったらすぐに麻疹の予防接種を受けたほうがいいの?」
はしかが流行し始めているというニュースを見ると、小さな赤ちゃんを持つお母さんとしては不安になってしまいますよね。
先輩ママたちは、はしかの予防接種をいつ受けたのでしょうか。見ていきましょう。
はしかの予防接種
1歳になると無料で接種できる
はしかの予防接種は、基本的に1歳になると受けることができます。
自治体による定期予防接種に含まれているので、1歳になると無料で受けることができるのですね。
赤ちゃんの予防接種はいろいろとありますので、スケジュールをきちんと立てることが必要となってきます。
最近ははしかが流行の兆しを見せているので、1歳になったら優先的にはしかの予防接種を受けるといいのかもしれないですね。
実は0歳児でも接種は可能
はしかの予防接種は、1歳にならないと絶対に受けることができないと思っている方は多いようです。
実は0歳児でも緊急避難的に、はしかの予防接種を受けることは可能です。
例えば自分の周囲ではしかの感染者が出た場合などは、医師と相談の上、0歳児でもはしかの予防接種を受けることができます。
注意点としては、「自費になること」「他の予防接種との兼ね合い」「1歳になると再びはしかの予防接種を受けたほうがいいこと」などがあります。
1歳児のはしか予防接種は無料ですが、0歳児では自費になります。
0歳児は他の予防接種を受けることも多いので、きちんと接種する間隔にも注意をする必要があります。
また0歳児で受けたはしかの予防接種は、母親の免疫の影響によりはしかの免疫が十分に獲得できていない可能性があるので、1歳になったのちに、きちんと免疫を獲得するために再接種をしたほうがいいとのことです。
0歳児がはしかに感染してしまうと重篤な症状になることがあるので、もし周囲ではしかの感染者が出た場合などは医師と相談するといいと思います。
麻疹・風疹混合ワクチンが基本
はしか単独でのワクチンもあるのですが、基本的に麻疹(はしか)と風疹の混合ワクチンであるMRワクチンを接種します。
以前はおたふく風邪も加えたMMRワクチンを接種していた時期もあったのですが、現在はありません。
風疹も怖い病気なので、はしか単独ワクチンではなくMRワクチンを接種すればいいと思います。
実際にほとんどの子供がMRワクチンを接種しています。
2回接種する必要あり
MRワクチンは、1歳児と小学校入学前の1年間の2回接種が基本となっています。
1歳児に受ける1回目のワクチン接種で95%は免疫を獲得するのですが、きちんと免疫を獲得できない5%の方が出てしまうようです。
そのために小学校入学前にもう一度ワクチンを接種することになっています。
確実に麻疹の免疫を獲得するためには、2回接種が必要なので忘れないようにしましょう。
こちらの国立感染症研究所のサイトから様々な予防接種のスケジュールを確認できますので、お子さんのために把握をしてあげておいてくださいね。
副反応はあるの?
はしかの予防接種のはどのような副反応があるのでしょうか?
麻疹ワクチンは生ワクチンですので、ワクチンの中に存在する弱毒化された麻疹ウイルスが体内で増殖する時期(接種後5~14日)を中心として、約5.4%に37.5℃以上38.5℃未満、約8.1%に38.5℃以上の発熱、約5.9%に麻疹様の発疹が見られます(厚生労働省予防接種後健康状況調査報告書)。
そのほかに、接種部位の局所反応、熱性けいれん(約3,000人に1人)、じんましん等も見られますが、いずれも一過性です。
脳炎脳症は100~150万人接種に1人以下、急性血小板減少性紫斑病は100万人接種に1人程度と言われています。
ワクチン接種後の亜急性硬化性全脳炎(SSPE)はないとされています。引用元: 麻疹ワクチンについて|国立感染症研究所
重篤な副反応の可能性はかなり低いようですね。あまり心配しすぎる必要はないと思います。
お母さん自身のはしか予防接種も必要かも?
赤ちゃんのはしかの予防接種だけでなく、お母さん自身のはしかの予防接種についても忘れないようにしましょう。
実ははしかの予防接種を1回しか受けていない空白の世代とよばれる方たちがいます。
それが現在育児をしている20代~30代のお母さんたちの世代なのです。
自分自身が1回接種したのか2回接種したのかを覚えているお母さんは非常に少ないと思います。
はしかは大人も子供も感染すると重症化する可能性があるので、きちんと免疫があるかどうか一度病院で検査するといいのではないでしょうか。
特に妊娠初期にはしかに感染してしまうと流産の危険性が高くなってしまいます。
最近はしかが流行する兆しが見受けられますので、できれば早く検査をすることをお勧めします。
先輩ママの体験談とアドバイス
いいときを見つけて早めに受けることをおすめします
次男が予防接種が間に合わず麻疹を罹患してしまったので、三男は絶対予防接種しようと決めていました。 でも、秋から喘息が出ているときが多く、体調がいいときを待っていたら、水疱瘡になってしまいました。 水疱瘡に罹患後、1ヶ月たたないと接種できないため、時期が過ぎてしまい、有料で接種しました。 続けて受けなくてはいけない予防接種が一段落したときですが、病気もしやすくなっているので、いいときを見つけて早めに受けることをおすめします。 予防接種を混ぜて行ったり、少し体調が悪くても接種出来ると言われたりしますが、予防接種は充分体調がいいときに受けるようにきをつけています。(神奈川県Y.O) |
1歳になってすぐにMRワクチンを打ちました
1歳になってすぐにMRワクチンを打ちました。 このワクチンは卵アレルギーがあったら打てないとネットに書いてあり、娘はまだ卵白を食べさせていなかったので心配で医師に相談しましたが、問題なく摂取することができました。 副反応が起こることもありませんでした。 副反応が出るのではないかなど心配だと思いますが、麻疹が流行ってきているし、感染のリスクのほうが高いから1歳になったらすぐに摂取した方がいいと小児科でも保健師さんにも言われたので、悩まずすぐに摂取することをお勧めします。(広島県 K.N) |
娘が1歳3ヶ月の時に、はしか予防接種を受けました
娘が1歳3ヶ月の時に、はしか予防接種を受けました。 MRワクチンで、麻疹・風疹混合でした。 周囲で感染している人はいませんでしたが、子育て支援センターなどで移される可能性もあったので、冬場はあまり遊びに行かないようにしていました。 ワクチンは重症化を防ぐためのものなので、病気をもらって免疫をつけるのではなく、きちんと予防接種を受けてください。 赤ちゃんは自ら受けることが出来ませんから、予防接種は計画的に順番を決めて受けに行って下さい。 |
生後半年以降であれば任意で打てます。とのことなので私は任意で打ちました
今丁度麻疹が全国的に流行ってきましたね。 今1歳未満のお子様がいらっしゃる方々は不安に思っているとおもいます。 私には10ヶ月になる息子がいます。 同じように私も不安で1歳まで待つのかと思っていたのですが、小児科の先生に、生後半年以降であれば任意で打てます。とのことでした。 なので私は任意で打ちました。 不安に思うことを少しでも解消していくのは大切なことです。 1歳未満でも6ヶ月以降であれば打てるので、うたないで後悔するより、うってしまいましょう! ただし、副作用もあるかもしれないのでそこは、医師と相談してみて下さい。 大切なお子さんを守れるのはママや周囲の大人たちですよね??(東京都n.s) |
1歳のお誕生日を迎えてすぐ、MR(麻疹風疹)ワクチンを打ちました
1歳のお誕生日を迎えてすぐ、MR(麻疹風疹)ワクチンを打ちました。 周囲にはしかにかかった人はいませんが、母親である私がMMR(麻疹風疹おたふくかぜ)を打ったときに副反応で発熱と発疹があったようです。 赤ちゃんが元気なときの平日午前中に病院へ行ってワクチン接種前に注意事項をよく読んでおくと、副反応にすぐ気づいて対応することができますよ。 どんな予防接種もそうですが、体調のいいときの午前中に行くことが大切ですが、次の日が休診日という日、お盆前、年末年始は、副反応が起こっても対応が難しくなるので避けたほうがいいと思います。 初めて予防接種を受けるときに病院にスケジュールを立ててもらい、できるだけそれに沿って予防接種を受けるようにすると、忘れることもないですよ。 |
まとめ
最近、はしかが流行の兆しを見せています。はしかに感染しないためには、予防接種を受けることが大事になってきます。
通常1歳になると赤ちゃんははしかの予防接種であるMRワクチンを接種できます。公費により無料で受けることができますので、1歳になったらできるだけ早く予防接種を受けてしまいましょう。
またお母さん自身もはしかの免疫がきちんとできているか確認をする必要があるかもしれません。
20代~30代の方は、1回しかワクチンを接種していない可能性があるので免疫の獲得が不十分なケースが多いようです。
一度病院できちんと免疫を獲得できているのか検査してみることをお勧めいたします。