「おしゃぶりは赤ちゃんが泣き止むのでとても便利」「いや、おしゃぶりは赤ちゃんに与えないほうがいいよ」

おしゃぶりを赤ちゃんに与えるかどうかは、賛否両論があるところですよね。

いつからいつまでおしゃぶりを与えればいいのか?」「歯並びなど悪影響はあるのか」などについて、先輩ママたちの体験談を見ていきたいと思います。

いつからいつまでおしゃぶりを与える?

おしゃぶりを赤ちゃんに与えてあげると、すぐに泣き止んでくれることがあります。

赤ちゃんには「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」があるので、口に入ってきたものを吸う反射的な行動があります。

おしゃぶりを赤ちゃんに与えることは、ある意味赤ちゃんの本能的には理にかなっているのですね。

おしゃぶりを赤ちゃんに与えることは、特に悪いことではありません。

ある報告では、おしゃぶりをすることで乳児突然死症候群のリスクを軽減できるというものもあります。

赤ちゃんが泣き止まないので悩んでいるという方は、おしゃぶりを積極的に利用してもいいのではないでしょうか。

もちろん赤ちゃんが大きくなってきて、2歳・3歳になってもおしゃぶりを続けていると、歯並びが悪くなるケースがあるので、ある程度の年齢でおしゃぶりから卒業する必要はあるでしょう。

しかし乳歯が生え揃う2歳半ぐらいまでなら、おしゃぶりが歯並びに悪影響を与えることもあまりないようです。

生後すぐの0か月からおしゃぶりを使っても特に問題はないので、0か月~2歳半ぐらいの時期におしゃぶりを有効に使うといいのではないでしょうか。(別に無理に使わなければならないというわけではないですよ)

おしゃぶりの上手なやめさせ方

おしゃぶりで歯並びが悪くなる可能性はあります。

通常は、乳歯が生え揃う2歳半までならそれほどおしゃぶりを続けても問題はないのですが、赤ちゃんは一人ひとり成長のスピードも違うので、それ以前でも歯並びに影響がないとは言い切れません。

しかしこれは、お母さんがきちんと赤ちゃんの歯並びを気を付けてみてあげることでわかりますよね。

もし歯並びがあまりよくないと感じたなら、その時点でおしゃぶりをやめたほうがいいのかもしれません。

おしゃぶりをやめさせる方法としては、2歳以上になるとある程度子供とコミュニケーションもとれるようになっているので、やさしく「そろそろおしゃぶりをやめようね」などと丁寧に話しかけ、説得しながらやめさせることが一番いいようです。

また、おしゃぶりを欲しがったら気を紛らわせて遊んであげたり、抱っこしてあげたりするのも先輩ママたちによるといいようです。

いきなりおしゃぶりをやめるのではなく、徐々におしゃぶりの時間を短くしていくという方法も有効なようです。

なかなかおしゃぶりをやめてくれないケースもありますが、根気よく子供と向き合って、徐々におしゃぶりを使う時間を減らしていってみてはいかがでしょうか。

先輩ママの体験談とアドバイス

やはり抱っこの力はすごいです

息子、第一子の話です。約3ヶ月くらいの時から3歳前までおしゃぶりを使っていました。
ミルクをあげてもまだ飲みたいとぐずる事がきっかけでおしゃぶりを与えました。
それから、1歳を超えた自分の意思が出始めてからもおしゃぶりを使い続けました。昼も夜もです。
さすがに3歳になる前には、恥ずかしいのでおしゃぶりを外したいと思いました。
息子に分かるように幼稚園の話を盛り込んだり、赤ちゃんじゃないからバイバイしようと毎日伝えました。
最初はとても大変でした。
寝るときも泣きわめくし、隠すと泣きながら探したり…。
しかし落ち着くまでひたすら抱っこでようやく卒業できました。
やはり抱っこの力はすごいです。(静岡県、j.g)

気を紛らわせてみると自然とやめることができるかも

わたしの子どもが2歳までおしゃぶりをやめれなかったのですが、やはりそれまで毎日おしゃぶりをしていましたので、少し歯並びが悪くなってしまいました。
ですので、できるだけおしゃぶりをしていたら手を動かす遊びなどを行い、気を紛らわせるようにしていました。
もし1歳をすぎてもまだおしゃぶりをやめれないという人は、もしかしたら暇な時にしている可能性もありますので、積極的に遊びに出かけたり、手を使った遊びをさせるようにして気を紛らわせてみると自然とやめることができるかもしれません。(宮崎県 K.K)

成長の早いその子は上下6本きれいに生え揃っています

9ヶ月になる娘がいますが、産院ではおしゃぶりは不要ですと教わりました。
しかし彼女が3ヶ月の時に、義母から「すぐ泣き止むわよー」とおしゃぶりを頂きました。
確かに泣き止むだろうけど、私は蓋をするように感じてしまい、結局一度も使っていません。
9ヶ月の男の子を持つ友人は、泣いたらすぐにおしゃぶりをくわえさせていました。
くわえた瞬間、おもしろいようにピタリと泣き止むので、泣いてばかりのお子さんが外出する際なんかは確かに良いと思います。
今後、歯並びなどに影響が出ないか友人は心配していましたが、成長の早いその子は上下6本、きれいに生え揃っています。(大阪府 F.O)

いけない事良い事をしっかり教えてあげましょう

うちの子供は生まれてから3歳くらいまではおしゃぶりをしていました。
初めの生まれたてくらいは可愛いくらいでしたがやはり大きくなるとそうはいきません。
おしゃぶりを取り上げると親指をおしゃぶり代わりにしていつの間にかタコが出来てしまって皮膚科で除去することになったりと問題がありました。
おしゃぶりを指に代えて始まってしまえば、タコになったり爪の変形などに関わってきてしまい子供が嫌いな病院で処置をとらなければならなくなってしまいます。
まずは無理矢理やめさせようとはしないでください、子供もストレスになってしまいます。
それがダメな事なんだよと優しく伝え病院が分かる年齢になってきてしまったら病院に行かなければならないことを伝えます。
いけない事良い事をしっかり教えてあげましょう。(千葉県 N.M)

無理に使う必要はないと思います

うちは0ヶ月の時から使っていました。
あまりに泣くので少しでも楽になればと思い買ったのですが、あまり効果もなくだんだんくわえてもくれなくなりました。
半年前までにはもう完全に使わなくなっていて、8ヶ月の今はどこにあるのかすら分かりません(笑)
うちの場合、使った期間がものすごく短く、その間もほとんど意味をなしていなかったので、おしゃぶりは必要ない赤ちゃんだったみたいです。
くわえると安心して、吸っている間に眠っていることもありましたが、今となってはなくてもよかったなと思っているので、無理に使う必要はないと思います。
使わずに済むならその方が後々楽ではないかと思います。(千葉県 Y .C )

まとめ

赤ちゃんにおしゃぶりを与えることは特に悪いことではありません。

乳幼児突発性症候群のリスクを減らすという報告もあります。

ただ、歯並びが悪くなる可能性がないとは言えないので、よく赤ちゃんのことを観察してあげてくださいね。