「赤ちゃんが熱を繰り返すのだけど、赤ちゃんはそういうものなの?」

生後6か月を過ぎると、お母さんの免疫が切れてくるので赤ちゃんはよく発熱するようになります。赤ちゃんの繰り返す発熱に母親としてどう対処すればいいのでしょうか。

先輩ママの体験談から、赤ちゃんが熱を繰り返すときの対処法についてみていきましょう。

赤ちゃんが熱を繰り返す原因は?

赤ちゃんは生後6か月が過ぎるとお母さんの免疫が切れてきてしまいます。

お母さんの免疫に守られている間はウイルスや細菌への抵抗力が強いのですが、生後半年が過ぎるとウイルスや細菌からは無防備な状態と言ってもいいでしょう。

赤ちゃんはたくさんの予防接種をしますよね。これは様々なウイルスから身を守るために必要なことなのです。

しかし予防接種をしたからと言って、もちろんすべてのウイルスや細菌から身を守れるというわけではありません。

成長していくうえで、いろいろなウイルスや細菌に感染し、そして免疫を獲得しながら大人になっていきます。

これはある意味仕方のないことでもあり、必要なことでもあるのです。

赤ちゃんがウイルスや細菌に感染すると発熱しますよね。

発熱するということは、赤ちゃんの体の中の白血球がウイルスや細菌と戦っているということです。

体温を上げることにより、ウイルスや細菌をやっつけようとしているということですね。

特に保育園などに通っている子供は、周りの子たちからウイルスや細菌に感染しやすい環境にいます。

ある程度熱を繰り返すということは、赤ちゃんにとって仕方のないことともいえるのですね。

また軽い発熱は免疫を獲得しているということでもあるので、必ずしも悪いことだけではないです。あまりマイナスばかりに考えないようにするといいのではないでしょうか。

ただ、私たち素人には赤ちゃんの発熱の原因がはっきりとわかるわけではありません。

赤ちゃんが発熱をしたり、熱を繰り返すときは、かかりつけ医など医師の診察をきちんと受ける必要がありますね。

医師の診察を受けて、通常の風邪ならば静養して体力を回復させてあげましょう。

赤ちゃんが熱を繰り返すときの対処法

まず赤ちゃんが発熱をしたら、かかりつけ医の先生に診察をしてもらい、通常の風邪かそれとも何か他の病気があるのかを診断してもらいましょう。

もし何かほかの病気が隠れているときは、医師の指示に従って治療を受ける必要があります。

通常の風邪ならば、基本的には安静にしていれば自然治癒していきます。

発熱で体が熱くなると、汗をかきやすくなります。

そのままにしておくと脱水症状になってしまう恐れがあるので、こまめに水分補給をしてあげましょう。

また室内の湿度が低いと乾燥して喉に良くないので、加湿器などを利用して適切な湿度を保ってあげましょう。

汗をかいたままにしておくと体が冷えてしまうので、汗をかいたらこまめに着替えさせてあげることも忘れないようにしてあげてくださいね。

先輩ママの体験談とアドバイス

Baby 

解熱剤は極力使わないでなんとか熱を下げました

私の赤ちゃんが熱を繰り返したのはちょうど6ヶ月になった時でした。
6ヶ月頃になると熱を出すというのは知っていました。
熱は39度前後ありました。汗をかかずに熱がこもっている感じです。
原因はロタウィルスでした。
同時に下痢もしていました。解熱剤は極力使わないでなんとか熱を下げました。
熱に慣れていないお母さんはすぐに解熱剤を使ってしまいがちですが、解熱剤は赤ちゃんが本当に苦しそうな時に使った方がいいと思います。
でないと熱が長引くからです。
赤ちゃんの体力で治せるところまで治してあげましょう。

不安なことは医療機関や保健婦さんに相談しました

私の子供は保育園に通っていたので、すぐ熱をだしました。
一度治ってもまた熱を出すということの繰り返しだったような気がします。
病院に行って医者から、保育園児も幼稚園児も小学校までは繰り返し熱をだして強くなるものよ。と励まされました。
ただ、どうしても保育園児は薬を飲む機会が多いので、行かない子より7倍は飲むとのこと。
病院では、風邪の症状以外に重要な病気はないかどうかをきちんと診てくれます。
特に問題が無ければ熱をだしても風邪の判断をしますし、不安なことは医療機関や保健婦さんに相談しました。
余りにも情報に惑わされる時は、子供の生命力を信じて様子を見て、特に問題無ければ大丈夫でした。 ( 神奈川 H.I )

38.0以上の場合で泣きじゃくったりひどいときは、病院にすぐ行きました。

小さい頃は、本当に熱が出てばかりでした。
いつも熱が出るのが夕方から夜中あたりに機嫌が悪くなって熱が出ていました。
熱が出る時に限って休みの日でかかりつけの病院がやってないんですよね。
免疫もあまりついていないですし上の子から病気をもらって熱が出ることも多かったです。
37.5℃以上38.0未満の場合はアイスノンや冷えピタを脇の下や首の後ろに頭を三点冷やしをして、朝方にまだ症状があったときは病院に行きました。
38.0以上の場合で泣きじゃくったりひどいときは、病院にすぐ行きました。

昼間はなるべく横にならしておいて、水分や果物を食べさせていました

朝から昼間にかけては熱が下がって一安心するものの、夜になるとまた熱が38度以上あがってしまい、ぐったりしてしまいます。
対処は、夜寝るときに坐薬を入れ、とにかくぐっすり休ませていました。
そして昼間はなるべく横にならしておいて、水分や果物を食べさせていました。
熱を繰り返してしまうのは、赤ちゃんは体力もなく、免疫力もなく、仕方のないことです。
赤ちゃんが、ぐったりつらそうにしているときは、とにかく熱を下げてあげることを優先させてあげ、坐薬を使っていいと思います。(群馬県 H、T)

ガタガタ震えているときはまだまだ熱ができってないので、暖かくするのが一番です

1才9カ月の夏に繰り返しの風邪の熱で、いつも40度越えでガタガタ震えてなかなか下がらないことがありました。
病院では、ただの風邪と診断され薬ももらいましたが、基本的には薬に頼らない治し方がモットーな先生だったので、薬はそんなに飲ませずゆっくり休ませてあげてました。
熱が上がりきるまでは、必ず暖かくしてあげて水分をよくとらせてあげるといいと思います。
うちは熱せい痙攣があった為、座薬をいれてしか対処できず、夜通し寝れませんでした。
とにかく、ガタガタ震えているときはまだまだ熱ができってないので、暖かくするのが一番です。

まとめ

赤ちゃんは生後6か月を過ぎるとお母さんの免疫力が切れてきて、ウイルスや細菌に感染しやすい状態となってしまいます。

そう考えると赤ちゃんはとても無防備で、風邪をひきやすい体質であると言ってもいいでしょう。

風邪をひいたりしていろいろなウイルスや細菌の免疫を獲得しながら、赤ちゃんは大きく成長していきます。

赤ちゃんは風邪をひいて熱を繰り返すことが多いですが、免疫力を獲得している証でもあるので、心配しすぎなくてもいいのかもしれません。

ただ発熱をしたらきちんと医師の診察を受けることは忘れないようにしましょう。

医師の診察を受けて、適切な治療をして辛い発熱の時期は少しでも短くしてあげたいですからね。