「生後1か月になったけど、体重が増えすぎているかも」
赤ちゃんも生後1か月になると成長に個人差が結構出てきます。体重がどんどん増える子、体重がなかなか増えない子などいろいろです。
先輩ママたちは、どのように生後1か月の間赤ちゃんの体重管理をしてきたのでしょうか。見ていきましょう。
目次
1か月で約1kg増加が目安
毎日約30gの増加が目安
生後1か月での赤ちゃんの体重増加の目安は、約1kgです。
1日に換算すると、毎日約30g体重が増えていると順調に成長していると言えるのですね。
3000gで生まれた赤ちゃんなら、1か月後に約4000gに体重が増加していれば順調に成長しているということです。
この1kgというのはあくまで目安であり、母子健康手帳に記載されているパーセンタイル値で表す成長曲線(身体発育曲線)の範囲内ならば、順調に成長していると言えるでしょう。
ただ正直なところ、母乳を赤ちゃんがどれくらい飲んでいるのかということはわかりにくいですよね。
混合育児や完全ミルクなら、飲んでいる量がわかることもあるのですが、完全母乳で子育てしている場合、母乳を飲みすぎているのか?適切なのか?少ないのか?はわかりにくいです。
1日に6回以上赤ちゃんがおしっこをしていれば、基本的に母乳の量が足りていると考えられますので、目安にしてみましょう。
授乳時間は20分以内で
母乳をあげる目安としては、片方のおっぱい最大10分ずつの、1回の授乳時間を20分以内で終えることが望ましいです。
20分以上のダラダラ飲みは、赤ちゃんが遊んでいるだけでしっかり母乳を飲んでいないことがあるので、この辺りはきっちり時間を区切って授乳してあげるといいのではないでしょうか。
あまり長い時間授乳をしていると、乳頭亀裂など乳首のトラブルが発生するリスクも高くなってしまうので、ダラダラ飲みは避けたいところですね。
体重が増えすぎの時
1か月検診で、赤ちゃんの体重が増えすぎていて注意を受けることはよくあります。
体重が増えすぎている場合、その原因は母乳・ミルクのあげすぎということになりますよね。
ただ1か月でちょうど1kg増えるということが当たり前というわけではありません。
1か月で1.5kgぐらいの増加なら、それほど過敏に考える必要はないのではないでしょうか。
赤ちゃんの機嫌もよく特に問題がないのなら、あまり神経質にならずに伸びのいと育ててあげてもいいのかもしれませんね。
ただ1か月で2kg以上体重が増加しているときは、さすがにちょっと母乳・ミルクの量が多い可能性があるので、少し減らしてみるといいのではないでしょうか。
体重が増えない時
体重が増えないときは、母乳・ミルクの量が足りていないことが多いです。
基本的には、授乳の回数を増やしたり、ミルクの量を増やしたりして多めに赤ちゃんにあげることを心がけましょう。
しかしなかには、「きちんと標準通りの量をあげているのに体重が増えない」というケースもあるようです。
完全母乳で体重が増えないときは、ミルクを足してあげるといいでしょう。
まずは授乳後にミルクを30~50gほどあげてみて、様子を見るといいのかもしれません。
何が何でも完全母乳と考える方もいるかもしれませんが、たくさん飲ませてあげるために授乳時間を長くすると、乳頭亀裂など乳首にトラブルが起こるケースも多いです。
あまり完全母乳にこだわりすぎずに、ミルクも利用した混合育児を考えてみてもいいのかもしれませんね。
粉ミルクは母乳よりカロリーが高めに作られており、体重が増えやすいので試してみてはいかがでしょうか。
先輩ママの体験談とアドバイス
1ヶ月健診まで母乳を片方5分の2クールであげた後にミルクを足していましたが3600グラムでした
母乳とミルクの混合で育てています。 出産時に3200グラムで、退院の時には2900グラムまで減ってしまいました。 かなり減っていたので、退院1週間後に体重測定がありそこで3100グラムに。 ミルクの量は60ミリまでにして下さいと指導を受け、1ヶ月健診まで母乳を片方5分の2クールであげた後にミルクを足していましたが3600グラムでした。 通常だと4200グラムないとダメでミルクが少ないと怒られる羽目になりました。 その後はミルクを100ミリ足してます。 退院当初は少なすぎに焦り、どうにか増やそうと常にオッパイを咥えさせていましたが、それにより乳頭亀裂をおこしたりオッパイトラブルが増え、授乳が辛くなりました。 著しく減らない限りはそこまで心配しなくても元気に育ちます! 体重が気になるようなら、地域の保健センターなどで週一で体重測定をすると安心できます。(茨城県 M.M) |
3000gくらいで生まれ、約1ヶ月で1キロ増えました
3000gくらいで生まれ、約1ヶ月で1キロ増えました。 男の子のせいかすごくよく飲んでくれました。 産後入院中はうまくあげれないしうまく飲めないしで2人で苦戦しましたが、助産師さんの指導で産後は特に悩みがなくこれました。 母乳が出ていてもうまく飲めない赤ちゃんや、なんらかの原因でミルクしか飲まない子もいるみたいです。 なので完母にこだわらなくてもいいかと思いますし、お母さんに原因があるばかりではありません。 元気に育っていれば問題ないと思います。 |
おっぱいを飲むのもあまり上手じゃないですし、なかなか体重が増えなかったです。
生後1か月の赤ちゃんはおっぱいを飲むのもあまり上手じゃないですし、少し飲んだら眠たくなってしまうので、なかなか体重が増えなかったです。 でも少しずつおっぱいを飲むのも上手になり、飲む量も増えてきて順調に体重が増えるようになりました。 何もかもわからずとにかく不安でいっぱいの子育てだと思います。 赤ちゃんがあまりおっぱいを飲んでくれない、体重があまり増えないと悩むお母さんも多いと思いますが、長い子育ての最初の1か月、あまり悩みすぎず、気長に子どもの成長を見るのも大切かなと思います。 |
産まれた時は2750gで、1カ月後は3930gでした
産まれた時は2750gで、1カ月後は3930gでした。1キロ以上増えていました。 産院ではちょうどいいと言われました。 生後1カ月までは母乳育児を中心に体重の増えが心配で、少しミルクも足していました。 だいたい生後1カ月で1キロ増えるのが目標らしいです。 1カ月検診の体重測定は本当に心配だし、緊張すると思います。 でも、そんなに不安にならず、増えていなければミルクを足すことで解消されるし、産院でアドバイスもらえるので大丈夫ですよ。 私も凄く心配で神経質になっていましたが、意外と体重は増えているものですよ。 その後は驚くくらい、心に余裕がもて、母乳だけで大丈夫になりました。(熊本 A.S) |
1ヶ月検診の頃には日増60gと多くなってしまい注意をうけました
母乳の出が良くなかったので母乳の後にミルクを足していましたが、多くあげすぎてしまったのか1ヶ月検診の頃には日増60gと多くなってしまい注意をうけました。 それでも赤ちゃんの機嫌もいいし、よく眠れているようだったのでしばらくそのまま続けていたら3ヶ月になる頃にはちょうど良くなっていました。 成長曲線に振り回されずに子どもの様子をよく見てミルクの量は加減していくことが大切だと思います。 一番安心なのはやはりスケールを借りて赤ちゃんの体重をたまに計ることです。 授乳前後で計れば母乳量もわかるのでミルクと混合の場合後から足すミルクの量の目安にもなりますよ。 あまり神経質に毎回計ってしまうとストレスになってしまいかねないので2~3日に一回程度計るといいと思います。(愛知県 A.A) |
まとめ
赤ちゃんの生後1か月の体重は、約1kg増加していれば標準的と言えます。
1日で換算すると約30gですね。
ただこれはあくまで標準的な目安なので、あまり厳密に考えすぎる必要はないようです。
赤ちゃんによっては母乳をたくさん飲んでいてもあまり体重が増えないこともあります。
心配しすぎると精神的に参ってしまいますので、あまり心配しすぎずにおおらかに育児に取り組んでくださいね。