「添い乳ってどうなの?あまりよくないの?」

添い乳をするとお母さん自体の体も休めることができるので、授乳が多少なりとも楽になりますよね。しかし一方で添い乳のデメリットもよく聞かれます。

先輩ママたちは、添い乳をしてメリットやデメリットをどのように感じてきたのでしょうか。見ていきましょう。

添い乳のメリット

なんといっても楽なこと

添い乳の最も大きなメリットは、なんといってもお母さんが楽であるということですよね。

とにかく授乳中の育児は大変です。

睡眠不足から産後うつやノイローゼになってしまうお母さんも珍しくはありません。

育児中はできるだけ楽な方法(効率的な方法)を実行することが大事だと私自身も感じています。

とにかくお母さんあっての育児ですので、体力温存のために添い乳は大きなメリットがあると言えますよね。

赤ちゃんとスキンシップが図れる

赤ちゃんとお母さんのスキンシップは非常に大事です。授乳の時間はそのスキンシップのために大切な時間です。

添い乳をすると赤ちゃんも非常に落ち着いて授乳できますし、スキンシップもしっかりとできますよね。

冬に寒くない

夜中の授乳で寒いと感じることはよくありますよね。

そんな時添い乳だとお布団に入ったまま授乳ができるので、寒くならずに済みます。

風邪をひくと育児がとてもつらいので、温かい布団に入ったまま授乳できるので非常に助かります。

添い乳のデメリット

一方、添い乳のデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

赤ちゃんが窒息してしまう可能性

添い乳をしていると、お母さんもウトウトしてしまうことがありますよね。

そのまま赤ちゃんを押しつぶしてしまうと、赤ちゃんが窒息してしまう可能性がないとは言えません。

実際にそのような事故が過去に起こっていますので、赤ちゃんと一緒に熟睡してしまわないように注意する必要があります。

また添い乳で授乳するとゲップを出さないこともよくあります。

おう吐物が詰まったりすることもあるので、傾斜のついた吐き戻し防止枕などを使って吐き戻しの対策をしたいですね。

添い乳をするときには、このような危険性があることを十分に理解して注意する必要がありそうです。

添い乳が癖になる

添い乳を続けると、赤ちゃんも心地よいのか添い乳が癖になってしまうことは多いです。

添い乳をする場合は、ある程度癖になってしまうことを覚悟の上する必要があるのかもしれませんね。

中耳炎になる恐れ

添い乳の状態は、赤ちゃんが上手く飲めなかった母乳が耳の中(耳管)へと流れて行ってしまいやすい体勢です。

まれに赤ちゃんが中耳炎になることがありますので、注意してあげましょう。

卒乳・断乳がしにくい

添い乳で育った赤ちゃんは、卒乳や断乳に苦労することが多いようです。

ただ添い乳に限らず卒乳や断乳に苦労する子はいます。

焦らずに待つと、自然と卒乳してくれることも多いので、ゆっくり構えてみるといいのかもしれませんね。

先輩ママの体験談とアドバイス

ママ

わたしにとっては添い乳のメリットの方が大きいので「しない」選択はありません

メリットは布団から出ずに寝かしつけられることです。
立ち上がったり座ったりして授乳をしていると体も冷えますし、肩や腰への負担も大きいです。
やっと寝たと思っても、布団へ降ろす際に目覚めてしまうことも少なくありませんでした。
デメリットは癖になることかとは思いますが、卒乳もスムーズでしたし個人的にはあまり感じませんでした。
それから姿勢に慣れるまでは、首や肩が凝りました。
添い乳のデメリットはいろいろ聞きますが、わたしにとってはメリットの方が大きいので「しない」選択はありません。
月齢が低くまだ吐き戻しが多いという場合には、傾斜のついた吐き戻し防止枕などを敷いてあげるとよいと思います。(埼玉県 A.C)

体を起こさなくても寝ながらあげることができるので本当に楽です

添い乳はとにかく自分が楽です。
体を起こさなくても寝ながらあげることができるので本当に楽です。
が、私もそうでしたが添い乳のせいでか断乳まで2、3時間おきに夜中は泣いて起こされていました。
2人目は出来たら添い乳は避けたいと思いました。
子育てに正解はないので添い乳をしてはいけないというルールはありません。
ただ、お母さんがその時に楽をして寝不足を我慢するか、お母さんが頑張って添い乳せずに夜で寝れるようになるかどちらかだと思います。
お母さんが好きな方でいいと思います。

卒乳時のアレコレは考えず、添い乳をお勧めします

現在、10ヶ月の赤ちゃんがいますが、夜は添い乳必須です。
夜中は1、2度おきますが、やはり添い乳をします。
癖になるし、中々卒乳できないデメリットは確かにあります。
一人目の時で実感しています。
ですが、添い乳は私にとってとても楽ですし、赤ちゃんもお母さんに寄り添い、落ち着いて寝れる様子です。
卒乳時のアレコレは考えず、添い乳をお勧めします。
一人目の添い乳を卒業する時は、三日三晩大変な思いをしましたが、されど三日。
それまでは毎晩赤ちゃんに寄り添い、時にはママも一緒に寝ながら、過ごすことが、その時期にしか得られない大切な時間になるのではないかと思います。(東京都 A.K)

子供たちは 3人とも虫歯もなく、添い乳が原因の中耳炎になることもありませんでした

3人の子供がいますが、3人とも夜は添い乳をしていました。
メリットは赤ちゃんがそのまま眠ってくれるので、抱いていて布団に寝かせた瞬間にまた起きてしまうということがないことと、母親の私も寝不足が解消されたことです。
夜泣きがひどくて起き上がるのも辛かったので、添い乳に変えてからは楽になりました。
デメリットは特に感じなかったのですが断乳を始めたときが寝てくれなくて困りました。
虫歯や中耳炎になりやすいというデメリットがあるようですが、私は全くそんなことを知らずに添い乳をしていました。
子供たちは 3人とも虫歯もなく、添い乳が原因の中耳炎になることもありませんでした。
少し癖になることはあるかもしれませんが、過剰に心配する必要はないと思います。
添い乳の注意点だけは頭にいれて、少しでも赤ちゃんと自分がリラックスできる形での授乳をオススメします。(大阪府 Y.F)

夜間の授乳がとても楽な事、また、寝つきも良く、すぐに寝てくれるので助かっています

産まれてからすぐに添い乳をして母乳をあげています。
やはり、夜間の授乳がとても楽な事、また、寝つきも良く、すぐに寝てくれるので助かっています。
出産後すぐは点滴をしていたので腕が使えなかった為、この方法は大変重宝しました。
今の所中耳炎もなっていませんし、吐き戻しも少ないです。
確かに癖になってしまいましたが、一生という訳ではないと思うので、吐き戻しに注意すれば、そこまで気にする事もないと思います。
添い乳をしていると、自分も一緒に寝てしまい、「添い乳」→「自分も寝る」→「自分起きる」→「子どもも起きる」→「授乳の時間」→「添い乳」というループになる可能性もあるので、そこは注意した方が良いと思います。(私はよくこのループにハマりました。)

まとめ

添い乳のメリットとデメリットを見ていきましょう。

添い乳の最大のメリットは、お母さんの体が楽ということですよね。とにかく育児は体力的にかなりきついので、授乳が楽にできるということは大きなメリットになります。

反対に大きなデメリットとして、赤ちゃんが窒息してしまう危険性があるということです。

お母さんが寝てしまうと赤ちゃんに窒息の危険性があるので、注意する必要がありますね。

添い乳にはメリット・デメリットがありますが、うまく添い乳を使っていけるといいですね。