「あれっ、しもやけができているの?」
寒い季節にしもやけができることはよくあります。寒い中でも外でよく遊ぶ赤ちゃんなどは、手や足・ほっぺなどにしもやけができることも珍しくありません。
先輩ママたちは、赤ちゃんのしもやけができたときどのように対処し治療をしてきたのでしょうか。しもやけの治し方や予防方法をみていきましょう。
目次
しもやけの対処法
しもやけとは?
しもやけ(霜焼け)は、正式には「凍瘡(とうそう)」と呼ばれている皮膚病の一種です。皮膚の下にある血管に障害がある症状なのですね。
寒さのために血管の血流が悪くなり、炎症が生じてしまっている状態を「しもやけ」と言います。
しもやけの治し方
ですのでしもやけを治すためには、血流を改善させてあげることが必要となります。
赤ちゃんにしもやけの症状がみられた場合、患部の血行をよくしてあげることが一番の対処法となるのですね。
例えば手の指にしもやけの症状がみられた場合、温かいお湯に手を浸からせてあげたり、温かいタオルで手を温めてあげたりして血行をよくしてあげるといいのですね。
早めの受診も必要
ただ、赤い腫れや紫の腫れがひどい時や、かゆみで赤ちゃんが患部を掻きむしってしまった時などは、医師の診察を受けたほうがいいでしょう。
血行を改善させてあげることはしもやけを改善するための対処法として有効なのですが、同時に血行が良くなるとかゆみも強くなってしまうという副作用もあります。
そう考えると、赤ちゃんにしもやけの症状が見られたら、かかりつけの小児科か皮膚科を早めに受診したほうがいいのかもしれませんね。
どんな薬が処方される?
しもやけで小児科などで診察を受けると、「ヒルドイドソフト軟膏」などの血流を改善する塗り薬が処方されることが多いと思います。
基本的に血行を促進する薬が処方されることが多いので、ステロイド入りの軟膏が処方されることはほとんどないと思います。
自分の赤ちゃんにできればステロイドを使用したくないと考えているお母さんは多いと思います。
しもやけを治す薬として、ステロイドは通常では必要ないので安心して薬を塗ることができますね。
しもやけを予防する方法
しもやけの原因
しもやけは、手足の指など手足の末端部分に症状が出ることが多いです。
冬場は手や足の指がよく冷えますよね。どうしても末端である指の部分は血流が悪くなってしまうのですね。
この血流の悪さが「しもやけ」の原因になってしまいます。
また赤ちゃんはよく汗をかきますが、汗が冷えると急激に体温が奪われるので、汗をかいたままにしておくとしもやけになりやすくなってしまいます。
冷たい・温かいといった急激な温度差に、なかなか体が対応できないのですね。
しもやけは、真冬よりも寒くなり始めた初冬や温かくなり始めた冬の終わりになりやすいとよく言われています。
気温の寒暖差が激しい時期は、赤ちゃんがしもやけにならないように特に注意してくださいね。
しもやけの予防方法
しもやけの予防方法としては、
- 手足に汗をかいたらよく拭いて着替えさせてあげる
- 指先や足先などを良く温めてあげる
ことが大事になってきます。
真冬に外で手や足が濡れた状態で遊び続けていたりすると、しもやけになりやすいです。
手や足が濡れたらすぐに拭いてあげることが、しもやけの予防になります。
また室内でも、真冬に冷たいフローリングをはだしで歩きまわっていると、冷たさで血行が悪くなってしもやけになることもあります。
やはり真冬は、しもやけ対策のためにも靴下をはいたほうがいいでしょう。
しもやけは遺伝しやすい
しもやけは遺伝的になりやすい子がいるようです。
汗っかきの家系などはしもやけになりやすくなる可能性がありますので、特に注意してあげてくださいね。
先輩ママの体験談とアドバイス
生後8ヶ月くらいのときにしもやけができました
生後8ヶ月くらいのときにしもやけができました。 寒い時期でしたのでできたと思います。 あまり病気などの症状がでやすい子ではなかったのではじめは焦りましたが、まず自宅にあるベビー用のクリームを2.3日塗りました。 ですが、効果がいまいちだったので近くの小児科へ行くと、その子にあった塗り薬を処方してくれました。 さっそくその日から使用してみると翌日には症状が軽くなっており、一週間くらいで綺麗に治りました。 赤ちゃんに小さな症状でも出るととても不安に思いますし、すごく心配な気持ちになると思います。 ですが、何か小さな症状でもお母さんが気付いたことがあるならばすぐに病院へ行くことをオススメします。 診てもらえれば安心もしますので早急の対応が大切だと思います。 (大阪府R.K) |
まずは早く皮膚の異変に気づく事が大切です
1歳半のときにしもやけになりました。 最近なんだか足が赤いなと思ったらしもやけでした。 とくに子供は不快感を訴えることもなかったです。でも見ていてとても痛々しかったです。 子供は家の中では靴下を履きたがらず、すぐに裸足になってしまいます。それが原因と考えられます。 フローリングが露出しないようにカーペットを敷き詰め、かわいいキャラクターのスリッパを購入すると履いてくれるようになり保湿クリームを塗るだけて治りました。 赤ちゃんの肌はとても敏感です。1日でしもやけも出来てしまいます。 お風呂でしっかりぬくめてあげて、家の中でもクリームを塗ったり、保温したりしてあげるのが良いと思います。 まずは早く皮膚の異変に気づく事が大切です。 お風呂あがりなどにボディーマッサージをしながら保湿クリームを塗って、全身の観察をよくしてあげるのがいいと思います。 (愛媛県N.T) |
しもやけぐらいで…なんて思わずに病院へいくべきです
息子が1歳2ヶ月の時に、足の指にしもやけができていてビックリしました。 室内では裸足、外では靴下を履かせていたのですが、気付くと足の指が紫色っぽくなっていて、皮膚科に連れて行ったらしもやけと、言われました。 血行を良くする保湿剤を処方され、しばらく塗ると良くなりました。 赤ちゃんの指や足先は思っているよりも繊細で、赤くカサカサになったり、紫色っぽくなったりします。 朝晩の保湿をしっかりするのと、それでもあまり変化がなければ皮膚科をお勧めします。 しもやけぐらいで…なんて思わずに病院へいくべきです。 (福岡県 k.k) |
とにかく温めることが大切だと思います
赤ちゃんのしもやけがありましたのは、生後半年ほどのときでした。 すごく寒い時期でしたので、心配しました。 手がすごく冷たくなっていたので、見てみるとしもやけができていました。 とくに薬などは使用しませんでした。 赤ちゃんにしもやけができたときは、とにかく温めることが大切だと思います。 部屋を暖めるだけで、しもやけもなくなっていきますので、洋服も温かいものを着せるなどとしておくことが大切だと思います。 (宮崎県K・K) |
小児科で塗り薬を出してもらいました
1歳半の頃しもやけになりました。 手の指が赤く腫れてきたので気が付きました。 公園デビューして外遊びが楽しく、かなり寒い日でも朝10時からお昼までと3時から6時頃まで(外は真っ暗マンションの街灯の元で遊んでいた)、時にはお弁当も食べて半日遊んでいたらしもやけになりました。 小児科で塗り薬を出してもらいました。 またあまりにも寒い日は、お友達に来てもらうようにしました。 4月になったらしもやけは治りました。 うちの子は寒いのに氷や水に手を入れていました。 濡れたらすぐに拭くようにすれば良かったと思っています。 しもやけは出来やすい子と出来にくい子がいるそうです。 血流の悪い子はマッサージをするといいです。 酷いようであれば病院に行き、処方された薬を塗るのが一番です。 (兵庫県Y・I) |
まとめ
寒い冬になると、手足やほっぺなどにしもやけの症状が出てしまう赤ちゃんがいます。
しもやけの原因は、血流が悪くなってしまうことです。
寒くなるとどうしても指先や足の先が冷えてしまいますよね。これは体の末端まで十分に血流が行き届いていないからなのですね。
赤ちゃんはよく汗をかきますが、汗をそのままにしておくと急激に体温が奪われてしもやけになりやすいです。濡れた手をそのままにするのもよくありませんね。
赤ちゃんがしもやけになってしまったら、温めて血流を改善することで治ることがあります。
ただ、しもやけの症状がひどい時などは、医師の診察を早めに受けてくださいね。