「お正月に赤ちゃんを連れて帰省するけど、移動や帰省先で大丈夫なのかしら?」

お正月が近づく年末年始に、赤ちゃんを連れて旦那さんの実家に帰省することは多いと思います。気がかりなのは、移動途中や帰省先で赤ちゃんが無事に過ごせるのかということですよね。何かトラブルがないのかと心配になってしまいます。

先輩ママたちの体験談から、正月にどのようにして赤ちゃん連れで帰省したのかを見ていきましょう。

寒い時期の移動は大変

お正月に帰省するということは、年末年始の寒い時期に移動しなければならないということになります。

お盆休みの帰省は暑くて大変なこともありますが、寒い場合はインフルエンザなどのいろいろなウイルスに感染するという危険性も高くなってしまいます。

移動中のウイルス感染に注意!

特に6か月を過ぎてお母さんの免疫力がなくなってしまっている赤ちゃんの場合、人ごみの中で移動する電車移動などは、様々なウイルスに感染する可能性もあるので注意が必要となります。

インフルエンザなど多くのウイルスは、飛沫感染と接触感染が主な感染ルートとなっています。

赤ちゃんが手すりやつり革などを触ってしまうと、その手を口に入れてしまうので接触感染する危険性も高いです。

できるだけ人込みを避けて移動できれば、それだけウイルスに感染する危険性も低くなるので、車で移動できるなら電車よりも車で帰省をしたほうがいいのかもしれません。

電車で移動しなくてはいけないときは、赤ちゃんにマスクをするわけにもいかないので、できるだけ人込みを避けたり、赤ちゃんに何かを触らせないという注意が必要となりそうです。

帰省先でのウイルス感染にも注意!

無事帰省できたとしても、まだまだウイルスに感染する危険性があります。

お正月は親戚一同が集まることが多いですよね。

その中にはたくさんの子供もいますし、大人でも何らかの感染症や風邪に感染していることもあるのかもしれません。

まあかといって初めての赤ちゃんを連れての帰省だと、ほぼ全員が赤ちゃんを見に来たり、抱っこしに来たりしますよね。

これは悩ましい問題ですが、もう仕方のないことと考えてあきらめるしかないのかもしれません。

あまり心配しすぎても対策のしようがないので、開き直るしかないと思います。「見るな!」とは言えないですからね。

不安な気持ちでイライラするよりも、開き直ってかわいい自分の赤ちゃんをみんなに見てもらうぐらいの気持ちでいたほうがいいのではないでしょうか。

移動は大丈夫なのか?

旦那さんの実家や自分の実家に帰省する場合、何で移動するのかということは非常に大事になりますよね。

大きく分けて、車・電車・飛行機での移動手段が多いと思いますが、それぞれの注意点についてみていきましょう。

車での移動の注意点

車で移動する場合、どのサービスエリアで休憩するかを事前にきちんと計画しておきましょう。

小さな赤ちゃんにとって移動は負担のかかることなので、こまめに休憩を取りながら移動をする必要があります。

車で移動中に授乳すると、赤ちゃんが吐き戻しをしてしまうことが多いです。

きちんとサービスエリアなどで車が止まっているときに授乳しましょう。

サービスエリアでは、調乳用のお湯がもらえたり、授乳用のスペースが確保されていることもあるので、きちんと確認しておきたいですね。

また赤ちゃんがぐずってしまった時のために、お気に入りのおもちゃやお気に入りのバスタオル・ハンカチなどを忘れないように持参してくださいね。

電車での移動の注意点

電車で移動する場合、ウイルス感染のリスクを少しでも下げるために、できるだけ人の多い時間帯は避けて電車に乗りましょう。

もちろん事前に何時何分の電車に乗り、乗り換えは何時何分かということをチェックしておくことが大事になりますね。

新幹線や特急など事前に座席が予約できるときは、きちんと予約しておいたほうがもちろんいいです。

また授乳するための場所や、ミルクのためのお湯などをどうするかも考えておく必要がありますね。

飛行機での移動の注意点

帰省先がかなり遠い場合、飛行機で移動しなければならないケースも出てくるかもしれません。

赤ちゃんと飛行機に乗るときは、ANAやJALだと「優先搭乗」というサービスがあります。

その他にも優先的に座席を指定できたり、ベビーカー貸し出しサービス、おむつ替え専用テーブル、ミルク作りのお手伝いなどのサービスが用意されていることもあります。

これらサービスをよく調べ(事前に予約が必要なものもあります)、できるだけスムーズに飛行機を利用することができるように心がけたいですね。

帰省先でも注意が必要

無事に帰省できたとしても、帰省先でも色々と注意することがあります。

自分の実家ならいいですが、旦那さんの実家に帰省するという場合、まず旦那さんに赤ちゃん最優先で物事を運んでくれるように理解してもらっておきましょう。

旦那さんが自分だけ地元の友達と遊びに行ってしまうということもありますので、先にそのようなことがないようにくぎを刺しておきたいですね。

もし帰省先が雪国の場合などは、かなり寒いこともあります。

赤ちゃんが風邪をひいてしまわないように、寒さ対策の上着や布団、暖房器具などをきちんと用意しておく、用意してもらっておく必要がありますね。

またもし風邪をひいてしまった時などに受診することのできる病院を調べておきましょう。

正月は多くの病院が休診中となっています。お正月でも診察してくれる病院は意外と少ないので注意してくださいね。

先輩ママの体験談とアドバイス

Baby

赤ちゃんが生後6か月ごろに帰省しました

赤ちゃんが生後6か月ごろに帰省しました。
優先搭乗を利用したので、スムーズに乗れました。
機内ではミルクのお湯をもらったり、スチュワーデスさんにおもちゃをもらったり、あとはぐっすり眠れたのでなんとか泣かずに過ごせてほっとしました。
JALの飛行機に乗る場合、羽田空港にはキッズサポートという子連れ専用のカウンターがあって、年末でも比較的混まずに搭乗手続きができるので楽です。
あとは、余裕を持っていくことが良いと思います。(埼玉県 F.M)

子供も疲れますが、準備や気苦労をするママ自身が一番ハードな気もします

子供が3ヶ月の時に電車での帰省をしました。
子供が3ヶ月の時は寒い時期の移動なので、まずは混む時期を避け、ベビーカーでも移動しやすいかをチェックしました。
子供が泣いたら迷惑をかけてしまうなと心配だったので、お昼寝の時間にも合わせ、授乳のしやすい服装、リュックで両手が使える状態の移動は頭を使いましたね。
親や旦那さんに同乗してもらえたら、もう少し楽だったかもと思いました。
子供も疲れますが、準備や気苦労をするママ自身が一番ハードな気もします。
なので、長い道中はママがリラックスできる音楽を聴いたり、駅弁みたいなものを食べる際は片手で食べられるおにぎりやサンドイッチを購入したりするといいと思います。(神奈川県 F.Y)

娘が5ヶ月の時に、新幹線で1時間程度の夫の実家に帰省しました

娘が5ヶ月の時に、新幹線で1時間程度の夫の実家に帰省しました。
離乳食を始めていても良い時期でしたが、帰省の時に面倒だと思いスタートを遅らせました。
オムツやお尻拭き、着替えはかなり余分に持って行きました。
母が見えないと直ぐ泣いていたので、あまり義両親にも懐かないままで、少し気まずかったです。
新幹線では授乳室が近い席を選ぶと便利だと思います。
授乳しなくてもオムツを替えたりするのにも使えます。
離乳食中の場合は、冷凍した物を保冷バッグに入れて持参したり、市販のベビーフードを使うと良いと思います。
(神奈川県 K.M)

赤ちゃんが9ケ月の時、自宅より450kmの田舎に車で帰省しました

赤ちゃんが9ケ月の時、自宅より450kmの田舎に車で帰省しました。
トラブルは嘔吐したこと、帰宅後滲出性中耳炎になったことです。
嘔吐は、車走行中に授乳してしまった後でした。
滲出中耳炎は、田舎の標高が高くてうまく耳抜き出来なかったようです。
標高が高い場所にある帰省の場合、なるべく徐々に標高の高さに慣れるよう、休憩を挟みながらゆっくり行くと防げます。
二回目以降は病院で聞いたこのやり方で行くことにより、防げました!
授乳時もなるべくなら車を止めて少し落ち着いてから出発がいいです。
赤ちゃんとの初めての帰省がんばってください!(神奈川県 N.F)

長女が生後3ヶ月のとき、お正月に新幹線で二人で帰省しました

長女が生後3ヶ月のとき、お正月に新幹線で二人で帰省しました。
バスや電車の乗り継ぎは、長女を前抱っこし、キャリーバッグとマザーズバッグを持っての移動になりました。
新幹線も在来線もあらかじめ二席を予約して、乗り継ぎ移動の時間で焦らないように余裕を持って計画を立てておきました。
ミルクが必須だったので、お湯とキューブ状の持ち歩けるミルクを用意しました。
とにかく持ち物が多かったので、移動が大変でした。
新幹線帰省なら、泣かれたときにデッキにすぐ逃げられるよう入り口の席を取るといいです。
荷物はなるべく先に帰省先に送った方がいいですね。
どうしてもお金は掛かってしまいますが、自分や赤ちゃんの負担になりそうなことは先に手を打つことをおすすめします。
ミルクのお湯が用意されているなど、電車によって赤ちゃんへのサービスが受けられるところもあるので事前に調べておくと便利ですよ。
四時間掛けて帰省して大変でしたが、いい思い出です。(宮城県 T.T)

まとめ

お正月に赤ちゃんを連れて旦那さんの実家に帰省する場合などは、いろいろと注意しなければいけない点があります。

まず年末年始は非常に寒さも厳しく、ウイルス感染の危険性も高いので、できるだけ赤ちゃんを人込みに長時間滞在させるのは避けたいですね。

もし車で帰省できる場所なら、車で帰省したほうが賢明ではないでしょうか。

帰省先でもたくさんの親せきなどが赤ちゃんの顔を見に来ると思います。

そこでウイルスに感染したり、風邪をひいてしまうことも考えられます。

帰省先で赤ちゃんが発熱した時など、お正月でも受診することのできる病院の情報をきちんと調べておくことも大切になってきそうです。